『発達障害の就労とキャリア発達』、2023年度日本コミュニティ心理学会出版賞受賞 - 2024.03.25
複雑さと共に暮らす
デザインの挑戦
著者 | D. A. ノーマン 著 伊賀 聡一郎 訳 岡本 明 訳 安村 通晃 訳 |
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ジャンル | 心理学・認知科学・臨床 > 認知 |
出版年月日 | 2011/08/01 |
ISBN | 9784788512474 |
判型・ページ数 | 4-6・348ページ |
定価 | 3,080円(本体2,800円+税) |
在庫 | 在庫あり |
◆書評
2011年9月18日付、読売新聞、池谷裕二氏評
2011年9月25日付、信濃毎日新聞、渡邊十絲子氏評
2011年10月1日付、日経サイエンス
2012年1月、武蔵美術通信、渡辺衆氏評
日本語版への序文
1 複雑さと共に暮らす ― なぜ複雑さは避けられないのか
ほとんどすべての人工のモノはテクノロジーである
複雑なものは楽しみになり得る
何ヶ月もの学習を要する人生のよくある断面
2 簡素さは心の中にある
概念モデル
なぜすべてのものが打出しハンマーのように簡単にならないのか
ボタンの数が少ないとなぜ操作が難しくなるのか
複雑さについての誤解
簡単だからといって、機能が少ないということではない
一般に仮定されている簡単さと複雑さの間のトレードオフは、なぜ間違っているのか
誰もが機能好き
複雑なものも理解可能だし、簡単なものにも混乱させられることがある
3 簡単なものがいかにして我々の生活をややこしくするのか
実世界に情報を置く
サインが役に立たないとき
専門家はいかにして簡単なタスクを混乱させるか
強制選択法で複雑さを減少させる
4 社会的シグニファイア
文化的複雑さ
社会的シグニファイア ― 何をするべきかを世界は我々に
どのように伝えるのか
実世界の中の社会的シグニファイア
5 人間支援のデザイン
スプラインを網目化中
目標とテクノロジーの間の不一致
割込み
利用パターンを無視すると、シンプルで美しいものも複雑で醜いものになる
望みのライン
痕跡とネットワーク
推奨システム
グループへの支援
6 システムとサービス
システムとしてのサービス
サービス青写真
エクスペリエンスをデザインする
心地よい外界とのエクスペリエンスの創造 ― ワシントン相互銀行
工場のデザインのようにサービスをデザインする
病院でのケア
患者はどこにいる?
サービスデザインの今
7 待つことのデザイン
待ち行列の心理学
待ち行列の六つのデザイン原理
待つことのデザイン的解決
列は一つか複数か? ― 片側だけのレジと両側のレジ
二重バッファリング
列をデザインする
記憶は現実よりも重要である
待ちが適切に扱われるとき
エクスペリエンスをデザインする
8 複雑さに対処する ― パートナーシップ
T型フォード車をどのように始動させるか
複雑さを扱う基本原則
デザイナーのための規則 ― 複雑さを扱いやすくする
我々のための規則 ― 複雑さに対処する
9 挑戦
販売員のバイアス
デザイナーと客の間のギャップ
評論家のバイアス
社交的インタラクション
なぜ簡単なものが複雑になるのか
デザインの挑戦
複雑さと共に暮らす ― パートナーシップ
謝辞
注
訳者あとがき
文献
索引
装幀=桂川 潤