『発達障害の就労とキャリア発達』、2023年度日本コミュニティ心理学会出版賞受賞 - 2024.03.25
多元論的自然主義の可能性
哲学と科学の連続性をどうとらえるか
序
第1章 自然主義とはどのような立場か
―クワインの自然主義規定とその導出経緯
第1節 論文「自然化された認識論」の概要
第2節 「自然化された認識論」注釈―伝統的認識論の扱い
第3節 初期の自然主義規定―論拠と内実
第4節 さまざまな自然主義解釈とその論拠
第5節 クワインの自然主義規定の最終的到達地点
第6節 クワインの最終的な自然主義規定の適切さ
第7節 「自然のなかでカタをつける」?―conception of natureの多様性
第2章 自然主義における存在論的オプションの選択
―物理主義的一元論, および代案としての多元論
第1節 存在論という問題圏
第2節 存在論的オプションとしての物理主義とその位置づけ
第3節 物理主義と不確定性テーゼ
第4節 物理主義的一元論の代案としての多元論
第3章 多元論的自然主義の構築に向けて
第1節 パトナムの多元論モデル―概念的多元論と概念的相対性
第2節 カルナピアン・モデルの多元論
結 語
あとがき
文献表
索引
装幀―虎尾 隆