存在論的メディア論

ハイデガーとヴィリリオ

著者 和田 伸一郎
ジャンル 社会学 > メディア・文化
出版年月日 2004/12/20
ISBN 9784788509306
判型・ページ数 4-6・352ページ
定価 3,520円(本体3,200円+税)
在庫 在庫あり
ケイタイをもったハイデガー? ケイタイ体験には遠近の逆転による奇妙な魅力があり,「現存在」をめぐる難解な思考がまさに現実の体験として起こっている。最新のメディア利用者に生じていることから現象学がめざす世界認識の核心に迫る気鋭の力作。

◆書評
2005年2月6日、読売新聞、苅部直氏評
2005年3月5日、図書新聞、本間邦雄氏評
◆目次
序論 技術と主体化   ハイデガーとヴィリリオ  主体概念の呪縛
第一章 現象学的還元からメディア利用者の〈不安〉へ
導 入 仮想人間  仮想現実と現象学的還元
1 〈後ずさり〉
2 メディア現象学
3 〈現存在〉とその〈存在論的〉〈不安〉
4 〈主体〉から〈現存在〉へ

第二章 〈現存在〉としてのメディア利用者、〈頽落〉の引力としての〈不活性〉
1 〈現存在〉としてのメディア利用者
2 メディア技術のポテンシャルの人間化から脱人間化へ
3 〈現-存在〉から〈速度-存在〉へ、あるいは〈速度-存在〉の〈頽落〉

第三章 〈表象〉の近代から〈現前〉の現代へ
1 〈表象すること〉とギリシア人
2 〈対象〉と〈モノ〉
3 表象的ではないものとしてのメディア技術
4 〈対象〉としてのまなざしの〈現前〉
5 身体残像、あるいは残像身体

第四章 存在の露現としての〈立て組み〉
《存在》と技術  《存在》と《性起》  〈立て-組み〉  〈立て組み〉と〈ロジスティックス〉  自動機械  別の原初

最後に

あとがき
文献
索引

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