P・リクール 著 久米 博 訳 時間と物語 全3巻 新装版2巻 フィクション物語における時間の統合形象化 | ||
A5判322頁 定価:本体3800円+税 発売日 04.8.30 ISBN 4-7885-0915-6 新曜社 リクールの本 ポール・リクール論 | 「時間は物語の様式で分節されるのに応じて人間的時間になる。そして物語は時間的存在の条件となるときに,その完全な意味に到達する」。このテーゼの豊かな含蓄を,アウグスチヌスの時間論とアリストテレスのミメーシス論を媒介に汲み尽した著者畢生の成果。
『ダロウェイ夫人』『魔の山』『失われた時を求めて』などのフィクション物語を取り上げて,虚構の時間経験が真の体験となる道筋をたどる。 ◆目 次◆ 第三部 フィクション物語における時間の統合形象化 第一章 筋の変容 第二章 物語性の記号論的拘束 第三章 時間と戯れ 第四章 虚構の時間経験 |
|
|