アルケール・ロザンヌ・ストーン 著 半田智久・加藤久枝 訳 電子メディア時代の多重人格―――欲望とテクノロジーの戦い | ||
四六判304頁 定価:本体2800円+税 発売日 99.9.30 ISBN 4-7885-0693-9 |
インターネットは人間性を変えるか? インターネット、ケイタイ、ヴァーチャルリアリティなどの電子メディアの到来とともに、これまでの社会や人格が静かに解体しはじめました。たとえばインターネットは世界中に情報を開放するメディアとなる一方で、現実の人間関係とは隔離された関係を発展させる場ともなりました。人々は自分の身体や地理という制約にとらわれない、これまで気づかなかった多重な感情や欲望に目ざめたのです。著者は言います、ヴァーチャル時代、人が確固としたアイデンティティをもてた無邪気な時代は終わり、欲望とテクノロジーとのあらたな戦いが始まったのだと。それはどんな戦いなのか、興味深い例を縦横に引きながら、繊細かつ大胆に描いてゆきます。著者は、テキサス大学インタラクティヴ・マルチメディア研究所助教授。 ◆書評 |
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