『発達障害の就労とキャリア発達』、2023年度日本コミュニティ心理学会出版賞受賞 - 2024.03.25
アフターコロナの観光学
COVID-19以後の「新しい観光様式」
* デジタルテクノロジーの進展にともなう〈社会の変容〉により、観光そのものが見たことのないものに変容しようとしていることを明らかにする。
Ⅰ部 アフターコロナの観光に関する社会理論
1章 「歓待を贈与する観光」へのディアレクティーク 遠藤英樹
2章 メディアと化す旅/コンテンツと化す観光
――バーチャル観光による「体験の技術的合成」を考える 松本健太郎
3章 アフターコロナ期に向けたオンラインツアーの仕組みづくり 渡部瑞希
4章 ソーシャル・ディスタンスはなぜそう呼ばれるか――旅を再想像するための一考察 高岡文章
5章 選択にいたる過程――あるいは〈ともにある観光者〉への想像力について 石野隆美
6章 観光研究の存在論的転回――非―人間的存在(新型コロナウイルス)と観光 橋本和也
7章 リスク社会と観光――COVID―19危機のなかの観光について考える 須藤 廣
Ⅱ部 アフターコロナの観光に関するフィールド的考察
8章 歓待と非歓待のあわいで揺れる――与論島にみるCOVID―19時代の観光移動と観光地 神田孝治
9章 パフォーマンスのインボリュージョン
――ウィズCOVID―19の浅草における和装と写真と食べ歩き 鈴木涼太郎
10章 オーバーツーリズムに冷水を浴びせたCOVID―19
――世界遺産都市ジョージタウンは「節度ある観光地」へと仕切り直すべきだ! 藤巻正己
11章 観光を取り込む・放置する――インドネシアから再考する「観光のレジリエンス」 間中 光
12章 モラル・エコノミーとしての観光――北タイ山地民カレンの観光実践 須永和博
13章 COVID―19下の宗教観光を考える――宗教的非日常が構築する日常的感覚 安田 慎
事項索引 / 人名索引
装幀――加藤光太郎