『発達障害の就労とキャリア発達』、2023年度日本コミュニティ心理学会出版賞受賞 - 2024.03.25
インプロがひらく〈老い〉の創造性
「くるる即興劇団」の実践
著者 | 園部 友里恵 著 |
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ジャンル | 哲学・思想 > 芸術 心理学・認知科学・臨床 > 発達・教育 |
出版年月日 | 2021/03/01 |
ISBN | 9784788517080 |
判型・ページ数 | 4-6・184ページ |
定価 | 1,980円(本体1,800円+税) |
在庫 | 在庫あり |
* 老いること、できなくなることの創造性。
*「くるる即興劇団」の実践が、私たちに<老い>の捉え直しを迫る。
第1章 〈老い〉とインプロ
1 老いとは
2 インプロ(即興演劇)への着目
3 インプロと高齢者
第2章 高齢者インプロ集団「くるる即興劇団」の試み
1 くるる即興劇団のはじまり
2 くるる即興劇団の実践プロセス
コラム(1) なぜインプロを学び続けるのか?
第3章 インプロにおける〈老い〉のパフォーマンス
1 「勘違い」が笑いを誘う
──「ジブリッシュ」をめぐるおもちゃんとのやりとり
2 「間違った」発言から新たなゲームが生まれる
──トシちゃんといしの新ゲーム「ストン」
3 骨折中だったからこそできるシーンがある
──あーやを中心としたフリーシーン「お見舞い」
4 ゆっくりな動きが観客の想像を広げる
──仮面を使ったシーン「カンニング」
まとめ
コラム(2) 「ことばを使うことができなくなる」仮面の世界
第4章 脳梗塞後遺症をもつ劇団員トシちゃんをめぐって
1 トシちゃんとの出会い
2 トシちゃんとの関係の変容プロセス─ヤッちゃんの語りに着目して
コラム(3) 在宅インプロ「出張稽古」の試み
第5章 インプロがひらく〈老い〉の創造性
1 「高齢者インプロ」のおもしろさとむずかしさ
──「高齢者でない私」がファシリテーターをつとめること
2 高齢者がインプロを学ぶということ
おわりに
注