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子安増生・二宮克美 編

『キーワードコレクション 認知心理学』
――


A5判242頁

定価:本体2400円+税

    

発売日 11.7.20

ISBN 978-4-7885-1249-8

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◆キーワードで学ぶ認知心理学◆

認知心理学は、多様な分野で発展している現代の心理学の中核をなしています。 発達心理学や臨床心理学、教育心理学を学ぶにしても、認知心理学の知識は必 須といえるでしょう。本書は、認知心理学の基礎的な概念と最新の話題をバラ ンス良く取り上げ、各項目4頁読み切りでコンパクトながら必要十分な解説を しました。文献も充実しており、入門テキストとしてだけでなく、知識の整理 や各種試験に備えての参考書としても好適です。好評の「キーワードコレクシ ョン」シリーズは、ひとまず本書で完結です。既刊書と並べて積極的な展示と 販売をお願い致します。

子安増生・二宮克美 編「キーワードコレクション」シリーズは、これまで
『発達心理学 改訂版』
『パーソナリティ心理学』
『心理学フロンティア』
『教育心理学』
『社会心理学』
が刊行されてきました。

今回の『認知心理学』が刊行され、シリーズ6部作が出揃いました。「読んで
面白くて使うのに便利な教科書・参考書」として、初学者から専門家まで好評
のシリーズです。


キーワードコレクシ 認知心理学
目次

キーワードコレクション 認知心理学
 まえがき

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キーワードコレクション 認知心理学―目次

まえがき

Ⅰ イントロダクション
1認知革命
2実験パラダイム

Ⅱ 求心的認知:感覚器から中枢へ     
3 覚醒と睡眠
4 夢
5 感覚/知覚
6 注意
7 視覚
8 逆さめがね
9 聴覚
10 音響/音楽
11 嗅覚
12 ニオイ
13 基本味
14 うま味
15 アフォーダンス
16 ダイナミック・タッチ
17 痛み
18 信号検出理論

Ⅲ 遠心的認知:中枢処理と表出
19 認知/感情
20 情動/ムード
21 表情
22 マインドリーディング
23 共感性
24 道徳性認知
25 衝動性
26 ニューロイメージング
27 意思決定
28 後悔
29 エラー
30 ゆるし
31 スキーマ
32 スクリプト
33 ワーキングメモリ
34 中央実行系
35 エピソード記憶
36 意味記憶
37 メンタル・ローテーション
38 鏡像認知
39 空間認知
40 視点
41 奥行知覚
42 時間の認知
43 言語
44 言語相対性仮説
45 問題解決
46 推理
47 演繹/帰納
48 メンタルモデル
49 日常認知
50 裁判心理学

人名索引
事項索引
編者・執筆者紹介


まえがき
 本書は,認知心理学(cognitive psychology)の最先端の分野で起こっていることを知りたい初学者のために,コンパクトで読みやすく分かりやすい本を提供する目的で企画・編集されたものである.

 認知心理学は,情報処理という観点から,生体(人間およびその他の動物)の認知活動を研究する学問である.1960年代以後,情報科学,神経科学,脳科学などの隣接科学との密接な連携のもとに,認知心理学はアクティヴに研究を展開してきた.そのテーマは,知覚・記憶・学習・思考・推論・問題解決など心理学の伝統的なテーマだけでなく,最近では意識・感情・社会脳といった分野にまで広がっている.本書は,25人の専門家による50のキーワードの解説(三部構成)を通じて,認知心理学の全体像を明らかにするものである.  本書はまた,新曜社から2004年3月刊行の子安・二宮(編)『キーワードコレクション 発達心理学 改訂版』(1992年3月刊行の子安(編)『キーワードコレクション 発達心理学』の発展形),2006年10月刊行の二宮・子安(編)『キーワードコレクション パーソナリティ心理学』,2008年6月刊行の子安・二宮(編)『キーワードコレクション 心理学フロンティア』,2009年4月刊行の二宮・子安(編)『キーワードコレクション 教育心理学』ならびに,2011年6月刊行の二宮・子安(編)『キーワードコレクション 社会心理学』と6部作のシリーズを形作るものである.

 刊行済みの5作は,幸いにも読者からのご好評を得てきた.「好評」の秘密は,学問的に確立されたことだけを書いた,いわば無味乾燥な本になることを避け,スタンダードな事項を押さえた上で,著者の個性を存分に発揮して書いていただくという編集方針が広く世に受け入れられたのではないかと自負している.また,初学者向けの一般書でありながら,引用文献と註は学術書並みにきちんと整備するという方針も,本シリーズが幅広く読者に支持された重要な点であったと考えている.

 4ページでひとつのキーワードを解説するという基本的な枠組みは,これまでの『キーワードコレクション』シリーズを踏襲した.キーワードは,全体として心理学にとって重要な用語または概念を整理して構成したものであり,各項目はそれぞれ独立にそれ自身完結したものとして書かれている.したがって,読者は本書を最初からページの順番どおりに読むことも,関心のあるキーワードから拾い読みすることもできる.

 また,各キーワードの解説文の中で重要と思われる用語または概念は,ゴシック体(太字)で印刷される.それは,各キーワードの「サブキーワード」とでもいうべきものであり,キーワードとサブキーワードは,巻末の「事項索引」のところに示され,索引を辞典代わりに利用することもできる.

 6部作をあわせると,キーワードは50語×6で300語となる.4ページでひとつのキーワードであるから,1,200ページにもなる.そのすべてを読破すれば,もはや初学者でなく,エキスパート並みである.6冊を揃えれば,大事典と同じである.

 本書が「読んで面白くて使うのに便利な本」という既刊の『キーワードコレクション』シリーズ同様の評価を受け,広く大勢の読者に愛され,心理学に関心を持つ人や,心理学への関心を深める人が増えることを切に願うものである.  末筆であるが,本シリーズの生みの親にして育ての親,新曜社社長塩浦あきら氏に今回もお世話になった.ここに記して心より感謝申し上げたい.

    
2011年6月
編者 識