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二宮克美・子安増生・ 編

『キーワードコレクション 社会心理学』
――


A5判242頁

定価:本体2400円+税

    

発売日 11.6.30

ISBN 978-4-7885-1236-8

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◆キーワードで学ぶ
人のつながりの心理◆

これから社会心理学を学ぼうとする人、人間関係や集団の心理、コミュニ ケーションなどに関心を持っている人のための、コンパクトで読みやすく 分かりやすい入門テキストです。私たちは、日常の生活の場で、さまざま な人とかかわり、つながり、やりとりをしながら生活をしています。社会 心理学はそういう私たちの身近な問題を扱っています。社会心理学のキー ワードを知ることによって、身の周りに起こる出来事や自分(たち)の考 え方や行動の仕方についての理解を深め、日ごろの行動を見直すことがで きるでしょう。


キーワードコレクシ 社会心理学
目次

キーワードコレクション 社会心理学
 まえがき

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キーワードコレクション 社会心理学―目次

まえがき

Ⅰ 基本概念
1 社会的自己
2 社会的認知
3 社会的動機づけ
4 認知的不協和理論
5 帰属理論
6 プロスペクト理論
7 しろうと理論
8 産業・組織心理学
9 コミュニティ心理学
10 ライフスキル
11 スポーツ心理学
12 犯罪心理学


Ⅱ 対人関係

13 対人関係
14 対人魅力
15 印象形成
16 自己呈示
17 社会的スキル
18 メンター
19 攻撃性
20 シャーデンフロイデ
21 恥
22 傍観者効果
23 社会的迷惑行動
24 関係の崩壊


Ⅲ 態度

25 態度尺度
26 態度変容
27 説得
28 服従
29 政治的態度
30 迷信
31 スティグマ
32 仮想的有能感
33 シャイネス
34 ジェンダー・バイアス


Ⅳ 集団

35 群集
36 集団規範
37 集団構造
38 グループ・ダイナミックス
39 リーダーシップ
40 社会的手抜き
41 意思決定
42 ワーク・モチベーション
43 パーソナルスペース


Ⅴ コミュニケーション

44 流行
45 広告
46 マス・コミュニケーション
47 プラグマティックな言語使用
48 ノンバーバル・コミュニケーション
49 化粧行動
50 表現行動

人名索引
事項索引
編者・執筆者紹介

まえがき
 本書は,これから社会心理学を学ぼうとする人,人間関係や集団の心理,コミュニケーションなどに関心を持っている人のために,コンパクトで読みやすく分かりやすい本を提供する目的で企画・編集されたものである.

 私たちは,日常の生活の場にたった一人で存在しているわけではない.さまざまな人とかかわり,つながり,やりとりをしながら生活をしている.そうした営みは,個人と社会の接点であり,社会心理学が成立する原点でもある.社会心理学は私たちの身近な問題を扱っている.身の回りに起こる出来事や自分(たち)の考え方や行動の仕方についての理解を促してくれる.社会心理学のキーワードを知ることによって,日ごろの自分の行動を見直すことが可能となる.

 本書は,次の5つの部から構成されている.「Ⅰ 基本概念」では,社会心理学を理解するために必要な基礎的な概念を解説する.「Ⅱ 対人関係」では,人と人とのかかわりに関する諸問題を取り上げまとめる.「Ⅲ 態度」では,さまざまな事柄に対する態度について解説する.「Ⅳ 集団」では,人が集まるとどのような心理が働くかについての要点をまとめる.「Ⅴ コミュニケーション」では,情報の伝達・受容などのさまざまな側面について触れる.

 本書は,新曜社『キーワードコレクション』シリーズとして,これまでに刊行された子安・二宮(編)『キーワードコレクション 発達心理学』(改訂版2004年3月刊行),二宮・子安(編)『キーワードコレクション パーソナリティ心理学』(2006年10月刊行),子安・二宮(編)『キーワードコレクション 心理学フロンティア』(2008年6月刊行),二宮・子安(編)『キーワードコレクション 教育心理学』(2009年4月刊行)ならびに,これから刊行予定の子安・二宮(編)『キーワードコレクション 認知心理学』と6部作のシリーズを形作るものである.

 刊行済みの4作は,幸いにも読者からの好評を得てきた.「好評」の秘密は,学問的に確立されたことだけを書いた,いわば無味乾燥な本になることを避け,スタンダードな事項を押さえた上で,著者の個性を存分に発揮して書いていただくという編集方針が広く世に受け入れられたのではないかと自負している.また,初学者向けの一般書でありながら,引用文献と註は学術書並みにきちんと整備するという方針も,本シリーズが幅広く読者に支持された重要な点であったと考えている.

 4ページでひとつのキーワードを解説するという基本的な枠組みは,これまでの『キーワードコレクション』シリーズを踏襲した.キーワードは,全体として心理学にとって重要な用語または概念を整理して構成したものであり,各項目はそれぞれ独立にそれ自身完結したものとして書かれている.したがって,読者は本書を最初からページの順番どおりに読むことも,関心のあるキーワードから拾い読みすることもできる.

 また,各キーワードの解説文の中で重要と思われる用語または概念は,ゴシック体(太字)で印刷されている.それは,各キーワードの「サブキーワード」とでもいうべきものであり,キーワードとサブキーワードは,巻末の「事項索引」のところに示され,索引を辞典代わりに利用することもできる.

 6部作をあわせると,キーワードは50語×6で300語となる.4ページでひとつのキーワードであるから,1,200ページにもなる.そのすべてを読破すれば,もはや初学者でなく,エキスパート並みである.6冊を揃えれば,大事典と同じである.

 本書が「読んで面白くて使うのに便利な本」という既刊の『キーワードコレクション』シリーズ同様の評価を受け,広く大勢の読者に愛され,心理学に関心を持つ人や,心理学への関心を深める人が増えることを切に願うものである.

 末筆であるが,本シリーズの生みの親にして育ての親,新曜社社長塩浦あきら氏に今回もお世話になった.本書を企画してから約2年の歳月が流れたが,今回も辛抱強く原稿を集めて下さった.ここに記して心より感謝申し上げたい.

    
2011年5月
編者 識