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井頭昌彦 著


多元論的自然主義の可能性

──哲学と科学の連続性をどうとらえるか


A5判308頁

定価:本体4200円+税

発売日 10.09.15

ISBN 978-4-7885-1205-4


◆いま「自然主義」がおもしろい!◆

いま現代哲学界では「自然主義」がホットな話題らしい。従来、すべての事象 は物理科学によって明らかにできるとする科学主義・物理主義として理解され てきましたが、いまやこのような理解は古いそうです。本書は、このような自 然主義理解の誤りを正し、さらに科学主義や物理主義をとらない「多元論的自 然主義」という新たな立場を提示することで、哲学と科学の関係を考えなおす ための基本的な枠組みと新たな切り口を提供します。一般読者にも理解できる 平易な語り口で書かれた、日本から世界に発信する、新しい科学哲学の成果と いえましょう。著者は大阪大学大学院人間科学研究科特任助教です。

多元論的自然主義の可能性 目次

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◆多元論的自然主義の可能性――目次



第1章 自然主義とはどのような立場か 
    ―クワインの自然主義規定とその導出経緯
 第1節 論文「自然化された認識論」の概要
 第2節 「自然化された認識論」注釈―伝統的認識論の扱い
 第3節 初期の自然主義規定―論拠と内実
 第4節 さまざまな自然主義解釈とその論拠
 第5節 クワインの自然主義規定の最終的到達地点
 第6節 クワインの最終的な自然主義規定の適切さ
 第7節 「自然のなかでカタをつける」?―conception of natureの多様性

第2章 自然主義における存在論的オプションの選択
    ―物理主義的一元論, および代案としての多元論
 第1節 存在論という問題圏
 第2節 存在論的オプションとしての物理主義とその位置づけ
 第3節 物理主義と不確定性テーゼ
 第4節 物理主義的一元論の代案としての多元論

第3章 多元論的自然主義の構築に向けて
 第1節 パトナムの多元論モデル―概念的多元論と概念的相対性
 第2節 カルナピアン・モデルの多元論

結 語
あとがき
文献表
索引

装幀―虎尾 隆