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平川祐弘・牧野陽子 編

講座・小泉八雲II
『ハーンの文学世界』
――――


四六判674頁

定価:本体7400円+税

発売日 09.8.20

ISBN 978-4-7885-1166-8

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◆ハーン研究の最前線を紹介する◆ 「日本を愛するあまり小泉八雲という名前で日本に帰化し、日本人以上に日本 人の心性を理解し、西洋に紹介した作家」として、ラフカディオ・ハーンはい まなお日本人に人気がありますが、この講座ではその固定された狭いイメージ から彼を解き放ち、最近の国際シンポジウムの成果なども取り入れて、新しい ハーン像を提示します。来日以前のアイルランドはもとより、アメリカ、西イ ンド諸島での苦難の修業時代までを視野に収め、比較文化論的に捉えることで、 『怪談』などのよく知られたテクストも全く新たな意味をもって立ち上がり、 ポストコロニアルな世界文学者としてのハーン=小泉八雲の文学世界が展開され ます。好評の上巻とともに研究者必携の書といえましょう。

講座 小泉八雲T ハーンの人と周辺

講座 小泉八雲 序 平川祐弘

講座 小泉八雲II 目次

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◆講座 小泉八雲II ハーンの文学世界――目次


講座 小泉八雲U ハーンの文学世界―目次

・心の中の母―「阿弥陀寺の比丘尼」考 仙北谷晃一
・聖なる樹々―ラフカディオ・ハーン「青柳物語」と「十六桜」について 牧野陽子
・民話を語る母―ラフカディオ・ハーン『ユーマ』について 牧野陽子
・転生する女たち―鴻斎・ハーン・漱石再論 遠田 勝
・カラードの幻惑
―『仏領西インド諸島の二年間』にみるハーンの人種観
 中村和恵
・色の思索者
―ラフカディオ・ハーンによるマルティニックと横浜の描写
 菅原克也
・死者の霊に向き合う作家たち―ハーン、イェイツ、ベケット 大貫 徹
・ユーマ、黒いキリスト 田所光男
・『ゴンボ・ゼーブ』の三層構造 西川盛雄
・ハーンのイスラム諸国物語―主要三作品の典拠と注解 杉田英明
・ラフカディオ・ハーンとドイツ文学
―ゲーテの短編との関連を中心に
 田中雄次
・ラフカディオ・ハーンとブラム・ストーカー 福澤 清
・ハーンとギリシャ神話―「パンドラの箱」を基軸に 里見繁美
・ハーンの目、シュレイデルの目―日本を見る眼差し 土谷直人
・ハーンの視聴覚描写と日本理解
―紀行・怪談から『日本―一つの解明』まで
 河野龍也
・小泉八雲と良寛―『阿弥陀寺の比丘尼』の一つの読み方 小川敏栄
・志賀直哉の文体―小泉八雲への共感 郭 南燕
・中島敦の「光と風と夢」とハーンの
『佛領西印度の二年間』
 洪 瑟君
・脇役としてのハーン―井伏との接点 速川和男
展墓と読書―八雲を思う荷風
 高橋英夫
・自己神話的文学の背景
―豊子ト「蜜蜂」とハーン「蝿の話」
 西槇 偉
・脱アメリカ的「個」―「わたしの歌」から「みんなの歌」へ 難波江仁美
・ハーン作品における顔―「Mujina」論 藤原まみ
・ハーンの翻訳・再話手法―素材への取り組み 松村 恒
・ラフカディオ・ハーンの時事批評と黄禍論 橋本順光
・地球文学の創造の試み 光畑隆行
・「蓬莱」―ハーンは古い日本に何を見たか 横山孝一
・八雲と焼津 村松眞一
・捨子は何に救われたか―ハーンと母なる海 平川祐弘
・あとがき 牧野陽子
・執筆者紹介 


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