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八木宏美 著

『違和感のイタリア』
――人文学的観察記


08.9.1

978-4-7885-1123-1

*目次
まえがき
序 章 イタリアとの出会い
第1章 教育を受けない自由
第2章 人文学とは何か
第3章 カトリック教と地域コミュニティ
第4章 封建領主をめざしたブルジョワたち
第5章 愛国心とフィアットで育ったイタリア市民
第6章 イタリア最後の王 ジャンニ・アニェッリ
第7章 ムッソリーニとファシズム
第8章 戦争とレジスタンスの後遺症
第9章 マフィアと談合
あとがき
 参考文献

46

304頁

定価2835円

◆原点を知ってこそ、理解は生まれる◆

日本の格差社会化が懸念されていますが、格差・不平等はなくすべきだ、とい う感覚がわれわれにはあります。イタリアにも厳然たる格差が存在しますが、 人びとは、むしろそれが現実であるからこそ、各自が達成感や幸福を追い求め るのだと感じているようです。イタリア生活30年のあらゆる場面で日本人と しての「当たり前」を根底からゆさぶられた著者は、その違和感のもとをたず ねてイタリア近現代史をひもとき、また市民生活からマフィアまで、社会をつ ぶさに観察して、イタリア人の考え方の原点を探究してゆきます。「30年住 んで消えない違和感もある」と語る著者の複眼的な観察にこそ、他文化理解の 可能性をみることができます。イタリアを知り、翻って日本を考える一冊。

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