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上野千鶴子・朴鐘碩(パクチョンソク)ほか著
崔勝久・加藤千香子 編

『日本における多文化共生とは何か』
――「在日」の経験から


四六判256頁

定価:本体2200円+税

発売日 08.7.18

ISBN 978-4-7885-1117-0



◆「共生」を問う◆

最近、「沖縄は基地と共生してほしい」と発言して、顰蹙を買った防衛庁長官がいました。マイノリティの差別を乗りこえるために出てきた「共生」という概念は、いまや差別・対立の厳しい現実を見えなくする、体制に同化するという文脈で使われるようになったのです。本書は、七〇年代に日立就職差別闘争を起こして勝利し、現在も川崎市を中心に、生活の場で民族差別と戦い続けている著者たちが、この「共生」の変質という状況のなかで、今一度、民族差別との闘いの経験をふまえて、「多文化共生」とは何か、いかにして可能かを、問い直したものです。そして、そのような「当事者の闘い」に、上野千鶴子がフェミニストの立場から熱烈に応答します。職場における「共生」の強制を実感する人には他人事ではなく、自分も「当事者」であることを認識されることでしょう。

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◆書評
2008年8月20日、日本経済新聞
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