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高野陽太郎 著

『「集団主義」という錯覚』
――日本人論の思い違いとその由来


四六判360頁

定価:本体2700円+税

発売日 08.6.25

ISBN 978-4-7885-1115-6

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◆みんなが信じている虚構◆

日本人は集団主義的で、アメリカ人は個人主義的。多くの人が無条件にこう信じています。日本人ばかりでなく欧米人も日本人は集団主義的だとして、貿易摩擦のとき非難の口実にしました。しかし、本当でしょうか? 近年、集団主義・個人主義についての実証的な国際比較研究がさかんにおこなわれるようになり、そういう研究の結果をしらべてみると、「日本人は集団主義的、アメリカ人は個人主義的」という通説はまったく支持されないのです。ではなぜ、事実に反する説が「通説」として流布するようになったのでしょうか。学問的研究ばかりでなく、数々のエピソードや社会‐経済的な事実まで幅広く検討し、人びとが陥りやすい心理的錯覚について考えます。著者は東京大学心理学教授。


◆書評

2008年10月11日、日本経済新聞、太田肇氏評

2008年10月26日、毎日新聞、沼野充義氏評

2008年12月4日、毎日新聞、沼野充義氏評

2010年5月、UP、盛山和夫氏評

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◆目次

第一部 「日本人=集団主義」説
第1章 日本人論
第2章 日本人論批判

第二部 事実の検証
第3章 実証的な研究
第4章 論争
第5章 「集団主義的な文化」再考
第6章 エピソード
第7章 昔の日本人

第三部 通説はなぜ成立したのか?
第8章 戦時下の集団主義
第9章 思考のバイアス
第10章 オリエンタリズムとしての「集団主義」

第四部 「文化」の再検討
第11章 「国民性」
第12章 文化ステレオタイプ