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亀山佳明 著

『夏目漱石と個人主義』
――〈自律〉の個人主義から〈他律〉の個人主義へ


四六判288頁

定価:本体3000円+税

発売日 08.2.29

ISBN 978-4-7885-1092-0



◆この国において「個人」であるとは?◆

「個人」として生きることの難しい近代日本社会において、個人主義を貫こう とした夏目漱石。彼は、英国留学中に西欧人の個人主義的生き方に出会い、神 経衰弱になるほどのショックを受けるのですが、それをきっかけに「自己本 位」という生き方を手に入れます。その生き方は文学的のみならず社会学的に も興味あるもので、社会学者である著者は、講演「私の個人主義」をベースに、 『こころ』『明暗』などの小説、『硝子戸の中』などのエッセイのなかに、そ の苦闘の足跡を読み解きます。西欧思想の受け売りでない、日本人みずからの 個人主義を生きた漱石、その現代的意味が生き生きとよみがえります。

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目 次
序 章 個人から超個人へ
第一部 作品にみる個人主義の問題
第一章 個人主義の困難と自己変容
第二章 テュケーの効果
第三章 他者の発見あるいは倫理の根拠
第四章 外部性の探求と個人主義
コラム1 淡雪の精
コラム2 白百合の至福
第二部 夏目漱石にみる個人主義の問題
第五章 自然と自己本位
第六章 自己本位と則天去私(上)
第七章 自己本位と則天去私(下)
終 章 <他律>の個人主義とは何か