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金菱 清 著

『生きられた法の社会学』
――伊丹空港「不法占拠」はなぜ補償されたのか


四六判240頁

定価:本体2500円+税

発売日 08.3.25

ISBN 978-4-7885-1087-6




◆法の一元支配を超える

大阪の玄関口である伊丹空港のすぐわきに、日本最大規模の「不法占拠」地域があります。戦前、空港工事に従事した在日の人びとが国有地に住み続けたのに対して、国は「不法」を理由に劣悪な生活環境を放置してきました。近年ようやく合意に達し、現在国の費用で移転事業が進んでいます。なぜ「不法占拠」が発生したのか、伊丹市はどのように調整役を果たしたのか、なぜ合法的に解決できたのか(「生きられた法」とは何か)を検証します。デリダ、アガンベンらを援用しつつ、難民、移民、ホームレスなど「不法」な人びとがいかに正義を主張しうるかを考える「人類の幸福に資する社会学」です。

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◆書評
2008年7月4日、週刊読書人、酒井隆史氏評

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目 次
はじめに
第1章 不法と剥き出しの生
第2章 「合法/不法」の脱構築と「正義」の再構築
第3章 「不法占拠」の系譜学
第4章 「不法占拠」地域の移転補償を公共性
第5章 法に組み込まれた「物語」
第6章 剥き出しの生にあらがう人びと
第7章 生きられた法
おわりに