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小平麻衣子 著

『女が女を演じる』
――文学・欲望・消費


A5判336頁

定価:本体3600円+税

発売日 08.2.15

ISBN 978-4-7885-1086-9



◆パフォーマンスとしての「女性」◆

女性はいかにして女性になったのでしょうか。明治中期から大正中期にかけて都市化とともに、作家として(田村俊子、平塚らいてうなど)、役者として(松井須磨子)登場する女性は、さまざまなバッシング、スキャンダルに巻き込まれました。女性の宿命と考えられた「演じる」をキイワードに、文学・舞台・デパート・広告・ファッションなどの新しいメディア状況のなかで、女性ジェンダー表象がどのように成立し展開していったか、女性の身体が時代の空間のなかでどのように意識化され描かれていったかをたどり、「文学行為」そのものの問い直しにまで至ります。新しい書き手の意欲作です。

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◆書評
2008年3月23日付、京都新聞、大塚明子氏評
2008年4月13日付、日本経済新聞、川村邦光氏評
2008年5月5日付、ふぇみん
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◆目 次◆
第一部 <女>の魅せ方
第一章 もっと自分らしくおなりなさい―百貨店文化と女性
第二章 女が女を演じる―明治四〇年代の化粧と演劇、女性作家誕生の力学
第三章 再演される<女>―田村俊子『あきらめ』のジェンダー・パフォーマンス
第二部 欲望と挫折
第四章 「けれど貴女!文学を捨ては為ないでせうね」―『女子文壇』愛読諸嬢と欲望するその姉たち
第五章 <一葉>という抑圧装置―ポルノグラフィックな文壇アイドルとの攻防
第六章 愛の末日―平塚らいてう『峠』と呼びかけの拒否
第三部 身体という舞台
第七章 『人形の家』を出る―文芸協会上演にみる<新しい女>の身体
第八章 <新しい女>のゆくえ―宝塚少女歌劇と男性
第九章 医療のお得意さま―夏目漱石『行人』にみる悪しき身体の管理
第十章 封じられた舞台―文芸協会『故郷』以後の女優評価をめぐって