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本田和子 著

子どもが忌避される時代
――なぜ子どもは生まれにくくなったのか


四六判312頁

定価:本体2800円+税

発売日 07.10.25

ISBN 978-4-7885-1076-0


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◆子ども・子育てはリスク?◆

少子化が問題になり、対策が講じられていますが、はかばかしい効果は得られそうにありません。二十世紀が子どもが中心化された時代だったとすれば、今世紀は「子どもが忌避される」時代になったかのように見えます。かつて江戸末期から明治初期にかけて、日本を訪れた外国人は、日本人の「子どもに対する優しさ」に一様に注目しています。それがいまは「子ども嫌い」? 少子化の原因を適齢期の女性の意識のありように見いだす風潮に対して、著者は、子どもがリスクと考えられるようになった心性の変化を、日本の近代化に伴う必然として、家族空間、親子関係、都市空間、メディア、犯罪などに生じた微細な「子ども感」の変化のなかにさぐり、根本的対策を提案します。

書評

2007年11月25日、読売新聞、佐藤卓己氏評

2007年12月2日、朝日新聞、香山リカ氏評

2007年12月2日、日本経済新聞、芹沢俊介氏評

2008年1月21日、公明新聞、川勝泰介氏評

2008年1月28日、朝日新聞、宇田智子氏評

2008年4月26日、図書新聞、赤川学氏評

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◆目 次◆
序 章 「子ども忌避」の時代へのアプローチ
第一章 稀薄化する「子ども」の存在意義
第二章 「子と親の関係」の絶対性の喪失
第三章 都市化する空間と子ども排除の構造
第四章 多様化するメディア・ツールと子ども−大人関係の変貌
第五章 「恐ろしい子ども」との遭遇
終 章 「子ども」に託されるものは何か


◆本文紹介◆
私どもがいま、はっきりと自覚せねばならないことがある。子どもの側からすれば、こんなにも「産まれにくい」状況が到来し、かつ、子どもと関わる大人の側からすれば、何とも「育てにくい」現状の出現に関して、無知無関心でいることはできないということである。歯止めのかからない「少子化」は、「保育行政」や「養育費の高騰」、あるいは「女性の意識」など、一つや二つの犯人捜しで解決のつく問題ではあるまい。それにかかわる人の心性の変化を長いタイムスパンのなかで、多方向から多面的に、深く丁寧に探り続けることを抜きにしては、答えを見出すことは困難ではないか。(序章 「子ども忌避」の時代へのアプローチ より)

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