戻る

本田和子 著

子どもが忌避される時代
――なぜ子どもは生まれにくくなったのか


07.10.25

978-4-7885-1076-0



◆目 次◆
序 章 「子ども忌避」の時代へのアプローチ
第一章 稀薄化する「子ども」の存在意義
第二章 「子と親の関係」の絶対性の喪失
第三章 都市化する空間と子ども排除の構造
第四章 多様化するメディア・ツールと子ども−大人関係の変貌
第五章 「恐ろしい子ども」との遭遇
終 章 「子ども」に託されるものは何か



四六

312頁

定価2940円(税込)

◆子ども・子育てはリスク?◆

少子化が問題になり、対策が講じられていますが、はかばかしい効果は得られそうにありません。二十世紀が子どもが中心化された時代だったとすれば、今 世紀は「子どもが忌避される」時代になったかのように見えます。かつて江戸 末期から明治初期にかけて、日本を訪れた外国人は、日本人の「子どもに対す る優しさ」に一様に注目しています。それがいまは「子ども嫌い」? 少子化 の原因を適齢期の女性の意識のありように見いだす風潮に対して、著者は、子 どもがリスクと考えられるようになった心性の変化を、日本の近代化に伴う必 然として、家族空間、親子関係、都市空間、メディア、犯罪などに生じた微細 な「子ども感」の変化のなかにさぐり、根本的対策を提案します。

◆本文紹介◆
私どもがいま、はっきりと自覚せねばならないことがある。子どもの側からすれば、こんなにも「産まれにくい」状況が到来し、かつ、子どもと関わる大人の側からすれば、何とも「育てにくい」現状の出現に関して、無知無関心でいることはできないということである。歯止めのかからない「少子化」は、「保育行政」や「養育費の高騰」、あるいは「女性の意識」など、一つや二つの犯人捜しで解決のつく問題ではあるまい。それにかかわる人の心性の変化を長いタイムスパンのなかで、多方向から多面的に、深く丁寧に探り続けることを抜きにしては、答えを見出すことは困難ではないか。(序章 「子ども忌避」の時代へのアプローチ より)

◆amazon.co.jpへ
cover

◆紀伊國屋書店Books Web へ

◆7&y セブンアンドワイへ


designed & constructed by bizknowledge