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スタンリー・J・バラン/デニス・K・デイビス 著
宮崎寿子 監訳 李 津娥・李 光鎬・鈴木万希枝・大坪寛子 訳

『マス・コミュニケーション理論』〈下〉
――メディア・文化・社会


A5判336頁

定価:本体3300円+税

07.05.01

978-4-7885-1051-7



【下巻目次】
第4部 現代のマス・コミュニケーション
9批判的理論と文化理論の出現
10メディアとオーディエンス
11メディア、文化、社会に関する理論
12マス・コミュニケーション理論の動向



◆体系的理解・批判的思考のために◆

メディアの力、メディアの役割とは? メディアを賢く使うためには理論が必要である、と説く本書は、一九世紀末に端を発するマスコミ理論の系譜に分け入り、歴史学、人類学、社会学から心理学に至るまで、あらゆる社会科学の学者たちが展開した思想を紹介します。しかも通りいっぺんの理論の説明にとどまらず、実社会のできごとと関連づけながら理解と思考を深め、読み手の関心を持続させる工夫をほどこしています。それが、世界各国で訳され、研究者、教員、学生に広く読まれている所以でしょう。メディアと社会、そして人間の関係を批判的に考え、メディア・リテラシーを育むための必携テキストです。

【本文紹介】
メディアについてのさまざまな文化理論をいくつかの方法で区別することは可能である。・・・・・・まずミクロな視点の解釈的理論がある。これは、日常生活を構造化する文化形態を作り出し育むために、個人や社会集団がどのようにメディアを利用しているかに焦点を当てる。こうした理論はカルチュラル・スタディーズと呼ばれている。そして、社会のエリートがメディア制度を支配し搾取しようとして、どのようにその経済力を使っているかに焦点を当てるマクロな視点の構造的理論がある。こうした理論は、エリートが社会秩序のなかで支配的な地位を維持する手段としてメディアを効果的に使い、ヘゲモニックな文化を広めていると主張する。こうした理論は、経済的な力がいかにイデオオギー的かつ政治的な力の基盤に影響を与えているかを理解することに主眼をおいているため、政治経済学理論と呼ばれる。・・・・・・こうした理論は、エリートがメディアを支配していることを暴露し、ヘゲモニックな文化を批判することで、真っ向から挑んでいる。(「第9章 批判理論と文化理論の出現」)

『マス・コミュニケーション理論 上』

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