戻る

M・ルイス/高橋惠子 編著


愛着からソーシャル・ネットワークへ
――発達心理学の新展開


07.5.10

978-4-7885-1047-0


【目 次】
第T部 ソーシャル・ネットワークの概念化
提案論文1 子どもと家族(マイケル・ルイス)
提案論文2 児童・青年期の人間関係(メアリー・J・レヴィット)
提案論文3 人間関係の生涯発達理論(高橋惠子)
提案論文4 アカゲザルの母子の愛着、仲間関係、ソーシャル・ネットワークの発達(ステファン・J・スオミ)
第U部 提案論文への四つのコメント
第V部 全体への二つのコメント
解説とあとがき(高橋惠子)

46判

280頁

定価3990円(税込)

◆子どもの発達に重要なのは母親だけ?◆

発達心理学では母子の愛着が重要視され、そこからたくさんの研究が生まれて きました。しかし愛着の重視は、発達をめぐるその他の重要なネットワークを 無視することに繋がってしまったのではないか?――社会的ネットワーク理論 の世界的な研究者による問題提起に愛着理論の研究者がコメントするという形 で、本書は編まれ、研究者には見逃せない一冊となりました。発達心理学は教 育や保育、医療とも関連が深く、裾野の広い学問です。そのホットなテーマを、 本書の編者の一人、高橋惠子先生(聖心女子大学教授)が自ら日本語にしまし た。発達心理学の基本文献として、必備の本となるでしょう。

【本文紹介】
愛着理論は経験的要因を後続の発達の原因であるとして経験的発達観を占拠してしまったが、実際には他の経験的要因もこの発達観に影響を与えうるはずである。愛着が経験的要因を重視する発達観の唯一の例となっているために、他の経験的要因を考慮する余地を狭め、研究の視野を制限してしまっている。経験的発達観のもう一つの立場、これが筆者らの立場であるが、わたしたちのソーシャル・ネットワーク理論の立場から見れば、子どもの社会-情動的発達に持続的に影響を与えるのは、母親を含む多くの人々によって作られている社会的環境である。(「序 二者関係を考える」より)


◆amazon.co.jpへ
cover

◆紀伊國屋書店Books Web へ

◆7&y セブンアンドワイへ