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岩本茂樹 著


憧れのブロンディ
――戦後日本のアメリカニゼーション


07.3.28

978-4-7885-1045-6


【目 次】
第T部 『ブロンディ』とは
 第1章 『ブロンディ』誕生
 第2章 『ブロンディ』の内部分析
 第3章 社会階層と『ブロンディ』
第U部 敗戦直後の社会と『ブロンディ』
 第4章 『ブロンディ』の日本上陸
 第5章 日本でのブロンディ像
 第6章 『ブロンディ』の社会的知覚とアメリカ
第V部 現代日本と『ブロンディ』
 第7章 『ブロンディ』と家庭生活
 第8章 「家庭電化製品」普及のエネルギー
 第9章 日本の異文化受容をめぐって

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A5判

310頁

定価5250円(税込)

◆占領期の漫画から考える「異文化受容」と「民主主義」◆

現代の日本社会を語るうえで避けては通れないアメリカ。現代のネガティヴな社会現象は、しばしばアメリカ文化批判に結びつけて語られがちですが、はたして戦後の日本人が「アメリカ」に見たものは何だったのでしょうか。本書は、当時日本人の心を捉えて離さなかった漫画『ブロンディ』をもとに、アメリカという異文化を人々がいかに咀嚼し、受け容れてきたか、そのいきいきとした文化受容の様を、民衆の生活文化に光をあてて臨場感豊かに描き出し、「民主主義とは何か?」「異文化受容のあり方とは?」という、今なお議論がつくされてはいない大きなテーマに迫ります。

【本文紹介】
 『ブロンディ』は現代においても、敗戦直後を描写する語りや映像の中で繰り返し登場する。この漫画が、当時の時代を醸し出すリアリティ付与装置となっていると言えよう。一方で、掲載当時の人々にとって憧れのアメリカ生活であった『ブロンディ』を現在の学生が見ると、総じて現代の生活を描いたものと知覚し、「理想の家庭」という答えまでが出されるのである。掲載時から五〇年を経過した『ブロンディ』が、それを知らない人々にこのように語られるとは、当時の読者はおそらく思いもしなかったであろう。このことは、『ブロンディ』研究が現代日本を照射する上でも意義のあるものと考える。(「はじめに」より)




◆書評
2007年5月6日、琉球新報、小野耕世氏評
2007年5月23日、愛媛新聞