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和田敦彦 著


『書物の日米関係』
――リテラシー史に向けて


07.2.28

978-4-7885-1036-4


【目 次】
序 章 日本の書物・イン・アメリカ
第一章 対立する国家、対立するコレクション
第二章 蔵書の記憶、蔵書の記録
第三章 戦時期日本語教育と日本研究
第四章 日本占領と図書購入
第五章 占領と資料収集
第六章 日本の書物をどう扱うか
第七章 書物の鎧
第八章 連携する日本語図書館
終 章 書物と場所、読者を問うこと

A5判

416頁

定価4935円(税込)

◆海を渡った日本語図書の軌跡から見えてくるものは?◆

戦前から戦中・戦後にかけて、大量の日本語の書物がアメリカに渡りました。 それらはどういう経路をへて、今ある場所にたどり着いたのでしょうか。その 移入を担ったのはどういう人だったのでしょうか。彼らの日本語リテラシー (読み書き能力)はどのようにして獲得されたのでしょうか。このような問題 意識から、多くのアメリカの大学や図書館に足を運び、多くの人々への聞取り から、書物をめぐる人々の記憶を掘り起こします。日米開戦、日系人捕虜収容 所、米軍日本語学校、占領下の日本語図書購入、困難な目録化、収蔵と電子化 の問題などの目眩く新事実を「リテラシー史」という斬新な手法によって発掘 し、書物と読書をめぐる分野に新風を吹きこむ力作です。

【本文紹介】
 本書は、日本語の書物が、いつ、どのようにしてアメリカ合衆国に流れていったのかを歴史的に追ってゆくことになる。現在、米議会図書館には約一一五万点の日本語図書があるが、それ以外にも大規模な日本語蔵書を抱える大学図書館は少なくない。こうした蔵書ができてくる背景には、それぞれの大学がかかえる戦前からのさまざまな歴史があり、かかわってきた多くの組織があり、日本の書物が引き起こす多様な問題の歴史がある。誰が、どうやって日本の図書を探すのか、難しい日本の著者名をどう読むのか、どう表記するのか。そもそもそのようなやっかいな言語をあつかうスタッフをどうやって育てるのか。その予算はどこが、どういう目的で提供してくれるのか。一言でいえばアメリカ国内で、いかに日本語蔵書ができてきたのか、という歴史を追うこととなる。(「序章」より)

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