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J・W・ドーソン・Jr/村上祐子・塩谷 賢 訳


『ロジカル・ディレンマ』
――――ゲーデルの生涯と不完全性定理


四六判432頁

定価:本体4300円+税

発売日 06.12.20

ISBN 4-7885-1028-6

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◆ゲーデル本の決定版!◆

「ゲーデルの個人史についての専門書としては、これ以上の本は、今後、書けない」と専門家に絶賛された本の翻訳が、ゲーデル生誕百年の今年ぎりぎりに滑り込みで出ます。著者はゲーデルの資料に丹念にあたりながら、ゲーデルの生涯を正確にたどり、その数学的業績(完全性定理と不完全性定理)がいつごろどのようにして発見されたか、を跡づけます。その間には、フォン・ノイマン、アインシュタインとの交遊、ユニークな妻との関係、病的な振舞いなどが描かれ、ゲーデルがいかに世界を論理的に見、自らの生涯を「論理的なディレンマ」として生きざるをえなかったかが納得させられます。圧倒的な事実の迫力による、ゲーデル本の決定版です。

【本文紹介】
ゲーデルを知る人々は非常に限られているので、彼の人生にまつわる詳細はインタビューよりも文書資料に依拠せざるをえなかった。文書資料の最重要コレクションは、プリンストン大学ファイアストン図書館に所蔵されているゲーデル自身の遺稿である。ゲーデルは、図書館の資料請求票、荷物のタグ、嫌がらせの手紙、サインを依頼する手紙、数学ファンからの手紙など、机上に置いたことのあるほぼすべての紙片を保管していたようだ。したがって、遺稿は学術的貝塚とでも呼ぶべきものとなっている。ごみの山をふるいにかけることをいとわなければ、そのなかには情報の宝庫が眠っている。(「まえがき」より)

◆書評
2007年2月、出版ニュース
2007年4月13日、週刊読書人、戸田山和久氏評
2008年5月、数学セミナー
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【目 次】
第1章 なぜなぜ君(1906-1924)
第2章 知的成熟(1924-1929)
第3章 予備的考察(1928年までの論理学の発展の概観)
第4章 衝撃の瞬間(1929-1931)
第5章 不在の講師(1932-1939)
第6章 「今や、集合論だ!」(1937-1939)
第7章 帰郷と逃避(1939-1940)
第8章 変化の年(1940-1946)
第9章 哲学と宇宙論(1946-1951)
第10章 名声と隠遁(1951-1961)
第11章 連続体問題の進展(1961-1968)
第12章 隠遁(1969-1978)
第13章 死後(1978-1981)
第14章 ゲーデルの生涯と伝説

原題:LOGICAL DILEMMAS The Life and Work of Kurt Godel john W .Dawson,jr. 1997