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阿部 潔・成実弘至 編


空間管理社会
――監視と自由のパラドックス


四六判272頁

定価:本体2400円+税

発売日 06.9.6

ISBN 4-7885-1016-2

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◆社会学と建築が協力◆

監視=防犯カメラ導入は、是か非か。これは、現代の社会において「自由」は可能か? という問いにつながります。本書は、「都市/住まい/メディア」という重層的な「空間」から現代を照射し、その問いを深化する力作論集です。執筆陣は、社会学/ファッション文化論/建築計画/メディア研究の各分野で活躍する中堅・若手の研究者たち。社会の動向が丁寧にひろってあり、いずれもわたしたちの日常的な感覚や目線から議論を立ち上げているのがわかります。全体は三つのパートで構成され、それぞれに「キーワード」を付し、この分野の主要な人名

◆書評
2006年10月8日、京都新聞 2006年10月29日、朝日新聞 2006年11月3日、週刊読書人、齋藤純一氏評 2007年12月9日、沖縄タイムス

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◆目 次◆
プロローグ
パートT 都市の自由とまなざし
1章 公共空間の快適
2章 ストリートの快楽と権力
キーワードT
パートU 住いのポリティクス
3章 囲われる空間のパラドックス
4章 デザインされる空間
キーワードU
パートV メディアの自由と不自由
5章 ネット空間と自由の可能性
6章 空間と表象の暴力
キーワードV
エピローグ
索引

【執筆者】
阿部潔、成実弘至、佐幸信介、小野田泰明、前田至剛、田仲康博(執筆順)
・用語と、必読文献を学ぶことができます。

◆本文紹介◆
現代社会における空間は、現れ方/生きられ方/作られ方において変貌を遂げつつある。そのことを議論の出発点として、本書の論考は進められる。その際に私たちは「空間管理」を問題意識として共有することにした。そこに込めた意味は大きく二つある。ひとつは、潜在的な脅威や危険を見張ることが日常化している監視社会の状況を読み解くことを目指した点である。二つ目に、空間をくまなく監視することが、不自由や息苦しさだけでなく、安全・安心を確保することで楽しさや快適さを人々に約束している現実に、目を向けたいと考えた。現代における空間をめぐる両義性を捉えるための言葉が、『空間管理社会』という本書のタイトルにほかならない。(「プロローグ」より)