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イアン・ボーデン 著
齋藤雅子・中川美穂・矢部恒彦 訳

スケートボーディング、空間、都市
――建築と身体


A5判464頁

定価:本体5500円+税

発売日 06.8.1

ISBN 4-7885-1014-6



◆目 次◆
1章 はじめに
2章 装 置
3章 見出された空間
4章 建造された空間
5章 身体空間
6章 サブカルチャー
7章 都市の構成体/作曲
8章 街を演じる
9章 しめくくり、そして次への扉
訳者あとがき
図版一覧
注/文献
事項索引/人名索引

原題:SKATEBOADING,SPACE AND THE CITY Architecture and the Body by IAIN BORDEN 2001

◆スケートボードは街を創造する!◆

スケートボーディングは身体による建築批評であり、新たな都市空間の創造で ある―― 一見、子どもの遊びと思われがちなスケートボーディングが、じつは、 現代建築の資本主義的性格への批判であり、飼いならされた、陳腐化した日常 生活への抵抗であり、それらに代わる新たな生き方としての「カウンターカル チャー」であることを、当のスケートボーダーたちの経験、彼らの身体と肉声 をとおして鮮やかに描き出した独創的な作品です。スケートボーディングの進 化、その躍動する批評性を語る数々の伝説的な名写真も本書の大きな魅力、す でに10を超える国々で翻訳・出版されています。

◆本文紹介◆
スケートボーディングは地域的であって、基本的にストリートのミクロ空間と関わるものでありながら、同時に全世界に広まって増殖している行為でもあり、世界中の何千万もの人々がおこなっている。それは現代の街の物的な建築に呼びかけるが、今ひとつの別の対象としてではなく、動的な存在として応答する。体系的にはほとんど何も述べないが、並外れた広がりをもつ言明と意味を無言のうちに提示する。空間を生み出すが、それだけでなく時間と自己をも生み出す。スケートボーディングは絶えず抑圧され規制されてきたが、拒否的な破壊によってではなく、創造性と欲望の生産によって対抗する。歴史をもつが、それには無頓着であって、現在とすぐの未来の即時性を好む。道具(スケートボード)を必要とするが、それは身体と一体化される。大いに努力が必要だが、交換のための商品は何も生産しない。高度に視覚的だが、単なる映像のスペクタクルに堕すことは拒絶する。郊外で始まったが、都市の葛藤の中核であるダウンタウンにやって来た。子どもの遊びのように見られるが、多くのスケートボーダーにとって、これは、完結した、もう一つの生き方に他ならない。したがってスケートボーディングは、物としての建築ではなく、空間・時間・社会的存在の生産としての建築なのである。(「はじめに」より)

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