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バーバラ・ロゴフ 著/當眞千賀子 訳

文化的営みとしての発達
――個人、世代、コミュニティ


A5判592頁・定価5985円

発売日 06.8.1

ISBN 4-7885-1013-8

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◆2005年度ウイリアム・ジェイムズ図書賞受賞!◆

人は文化の一員として生まれ、文化のなかで成長する、したがってその発達の 仕方は文化によって大いに異なる−−この当然の事実は、本書以前には明確に 論じられてきませんでした。欧米生まれの心理学は、欧米文化のなかでの発達 を人間発達の当然の姿として普遍化し、研究してきたのです。本書は、自らの 経験からこの点に疑問を抱いた著者が、発達理論の周到な研究と人類学や社会 学、言語学から新聞記事にわたる圧倒的な資料によって、発達が文化の過程そ のものであることを詳細に説き示したもので、昨年度、アメリカの最も優れた 心理学書に贈られるウィリアム・ジェイムズ図書賞を受賞した話題作です。

◆本文紹介◆
人間であるということには、人類の実践の長い歴史に由来する可能性と限界を併せ持つという面があります。同時に、各世代は、目の前の状況に応じて、人類の文化的・生物学的遺産を作り直したり、取り入れたりし続けます。この本のねらいは、人に発達の文化的パターンについてに理解を深めることです。そのために、複数のコミュニティの実践と伝統の間に見られる類似性や違いを理解させてくれるような、規則性について調べていきたいと思います。文化過程について語ることを通して、あらゆるコミュニティの生活の営みの中でルーチンとなっているやり方(事の慣習的な運び方)に対する皆さんの注意を喚起したいと思っています。文化を個人の国民性や民族性と同じ意味で用いるのではなく、人々が属するコミュニティの文化の実践や伝統への参加に焦点を当てます。(「第1章」より)

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◆目 次◆
第1章 この本がめざす方向を照らす概念、そして人の発達が文化的であるとはどいうことか
第2章 文化活動への参加の変容としての発達
第3章 個人、世代、そしてダイナミックな文化コミュニティ
第4章 家族やコミュニティでの子育て
第5章 コミュニティにおける個人の役割の発達的移行
第6章 相互依存性と自律性
第7章 道具で考えること、そして、文化の施設・制度
第8章 文化の営みの中で「導かれた参加」を通して学ぶこと
第9章 文化の変容とコミュニティ間の関係
訳者あとがき
文献
事項索引/人名索引

原題:THE CULTURAL NATURE OF HUMAN DEVELOPMENT by Barbara Rogoff 2003

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