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宮内泰介 編


コモンズをささえるしくみ
――レジティマシーの環境社会学


四六判264頁

定価:本体2600円+税

発売日 06.5.25

ISBN 4-7885-0983-0

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◆「レジティマシー」から見えてくるドラマ◆

コモンズはもともとイギリスの共有地をさす語でしたが、いまでは「共有財産 としての自然や建造物」を意味する世界共通のキーワードになっています。い ったい誰がコモンズをささえてきたのでしょうか? 本書は、各地の公園、水 辺、開発、空港などにかかわる、地元有志・行政・運動家など利害関心の異な る複数のアクターの活躍を、豊富な写真図版をもちいてドラマのごとく活写し ています。「公共性」=形式民主主義に代えて「レジティマシー」(正統性) =歴史的・社会的なしくみに注目することで、環境にとどまらず、まちづくり や市民参加へのヒントに富んでいます。編者は北海道大学助教授、小社『コモ ンズの社会学』共編者。

◆本文紹介◆
ここでいうレジティマシー(legitimacy 正統性/正当性)とは、ある環境について、誰がどんな価値のもとに、あるいはどんなしくみのもとに、かかわり、管理していくか、ということについて社会的認知・承認がなされた状態(あるいは、認知・承認の様態)を指している。ある集団がある自然環境に対して比較的強い権利をもっているとして、その権利のレジティマシーは、どこからどのようにして生まれたのか。「地元の人が権利をもっている」と主張するとして、その主張のレジティマシーは、どこから生まれてくるのか。(「序」より)

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◆目 次◆
序 レジティマシーの社会学へ
1地域性 漁業権の正統性とその変化
2歴史性 「歴史」をつくる人びと
3シナリオ力 写されたシナリオの正統性と更新
4発言力 土地への発言力
5共同性・創造性 共同性を喚起する力
6感性 音環境の共有
7当事者性 当事者はだれか?
8環境正義 環境正義と公共性
9公と私 墓地山開発と公共性
編者あとがき
事項索引・人名索引


【執筆者】
宮内泰介、矢野晋吾、菅 豊、近藤隆一郎、藤村美穂、関礼子、箕浦一哉、赤嶺淳、金菱清、荒川康