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小川博司・小田原敏・粟谷佳司
小泉恭子・葉口英子・増田 聡 著


『メディア時代の広告と音楽』
――変容するCMと音楽化社会


四六判256頁

定価:本体2200円+税

発売日 05.11.30

ISBN 4-7885-0970-9

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◆時代は「広告音楽化社会」◆

かつてのCMソングからイメージソング、そしてタイアップソングへ、広告の音楽は、めざましい変化をとげてきました。いまや、あらゆるヒットソングは何らかのかたちで広告と結びついています。広告抜きに音楽を語ることはできない時代、この「広告音楽化社会」ともいえる時代の変容を、歴史的に、あるいはカルチュラル・スタディーズやエスノグラフィーなどの方法を駆使して明らかにします。音楽制作の現場と受容者へのインタビューやアンケート調査などをとおして浮かび上がってくるのは、現代社会における広告・音楽・メディア、そしてライフスタイルの劇的な変容です。巻末に膨大なイメージソング、タイアップソングのリストを付します。

◆本文紹介
50年を超える広告音楽の歴史は、イメージソング以前とイメージソング以後と、大きく二つの時期に分けることができる。イメージソングは、広告音楽としてテレビ・コマーシャルのなかで流されながらも、同時にレコード商品としても販売されるという曲であり、一九七〇年代半ばに現れた。イメージソング以前の広告音楽史は、一般の流行歌とはまったく違う世界を形成したCMソングがしだいに一般の流行歌と融合して、ついにはイメージソングとして結晶化する過程と見ることができる 。そして、イメージソング以後の広告音楽史は、イメージソングが変質してタイアップソングとなる、また広告音楽自体が歌(ソング)だけではなく多様化していく時代である。(「第一章 日本の広告音楽の歴史」)
◆書評

2006年2月11日、図書新聞、山田晴通氏評

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◆目 次◆
はじめに
第一章 日本広告音楽の歴史
1.CMソング創生期(一九五一〜五八)
2.CMソング展開期(一九五九〜六六)
3.CMソング融合期(一九六七〜七四)
4.イメージソング萌芽期(一九七五〜七九)
5.イメージソング全盛期(一九八〇〜八九)
6.タイアップソング期(一九九〇〜)
第二章 広告音楽とその作り手たち
1.広告音楽の制作過程
2.作り手たちの広告音楽観
3.タイアップの構造
第三章 広告のなかの音・音楽
1.現代テレビCM表現の一般的傾向
2.CMのなかの音・音楽
第四章 広告音楽のエスノグラフィー
1.メディアの社会空間とオーディエンス
2.広告と音楽受容のエスノグラフィー
3.広告音楽の受容--グループ・インタビューをとおして
第五章 多メディア時代の広告と音楽
1.広告音楽とメディア受容
2.オーディエンスをどうとらえるか
3.広告としての広告音楽、音楽としての広告音楽
あとがき
広告音楽史年表
タイアップソング・リスト
イメージソングリスト
文 献/索 引