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ティモシー・ウィルソン 著/村田光二 監訳


自分を知り、自分を変える
――適応的無意識の心理学


四六判360頁

定価:本体2850円+税

発売日 05.05.20

ISBN 4-7885-0946-6

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◆自分を変える心理学◆
古く賢人が「汝自身を知れ」と言いました。自分を知ることは容易でないから こその金言です。現代の心理学もまた、自分で知ることのできる自分は意識で きるかぎりの自分に過ぎず、人間の行動の大部分は意識では知ることのできな い適応のメカニズム=適応的無意識に支えられていると言っています。ではこ の適応のメカニズムの働きは何か。日常場面の生き生きした実例や臨床例の研 究によってその性質と作用を明らかにし、内なるこの無意識の力に気づくこと によって私たちは自己理解を深め、世界に向かってより積極的、創造的に自己 を変えていくことができることを力強く説いた本です。


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目 次
まえがき
第1章 フロイトの慧眼、フロイトの近眼
第2章 適応的無意識
第3章 責任者は誰だ
第4章 自分を知る
第5章 なぜかを知る
第6章 どう感じるかを知る
第7章 どう感じるだろうかを知る
第8章 内観と自己物語
第9章 自分を知るために外に目を向ける
第10章 自分の行動を観察して変える
監訳者あとがき
文献/原注
事項索引/人名索引


本文紹介


この本では、次の二つの疑問について考えていく。なぜ人は、自分自身(たとえば、自分の性格、なぜそのように感じるのか、あるいは感じた内容そのもの)を十分知らないことが多いのか?そいて、どのようにしたら、自分についての知識を高めることができるのか?自分についての洞察を欠いていることには、疑いもなく多くの理由がある。傲慢さのゆえに自分に盲目となっているのかもしれない(ギリシア神話やシェイクスピアのお好みのテーマ)。混乱しているのかもしれないし、あるいは単に、自分の人生や心を注意深く調べてみたことがないのかもしれない。私がこれから挙げる理由は、おそらく誰にも、最もよく当てはまる。それは、自分自身について知りたいと思うことの多くは、意識的に知ることのできる範囲の外にあるからだというものだ。(「第1章 フロイトの慧眼、フロイトの近眼」より)