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アン・サール 著
/宮本聡介・渡邊真由美 訳


心理学研究法入門
【心理学エレメンタルズ】


四六判296頁

定価:本体2200円+税

発売日 05.4.25

ISBN 4-7885-0943-1

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◆この1冊で分かる、心理学の研究法◆
心理学の研究法の本はいろいろと刊行されていますが、本書の特徴は、ズバリ、 一冊で実験や観察の方法、質的・量的なデータとその取り方、統計法、レポー トの書き方までを、初心者に必要十分なレベルでまとめていることです。難し すぎず、しかし重要なポイントをしっかりふまえているので、第一歩を踏み出 すためのまたとないガイドとなっています。


◆本文紹介◆
前に付き合っていた彼女は、なぜ今あんなダメな男と付き合っていたいるのだろうか。どうして私の友人は、あの映画を5回も見に行ったのだろうか。このように、私たちは毎日の生活の中で、他者の行動について思いをめぐらせている。また、エッフェル塔から落ちたあの夢は何を意味していたんだろうかとか、どうして試験場では答えを思い出せなったのに、会場を出たとたんに浮かんできたんだろう、というように、私たちは自分自身の行動についても理解したいと思っている。
 このように日常生活であれこれ思いをめぐらすことと、心理学的に研究することとは、何が違うのだろうか。大きな違いは、心理学では、質的なデータや量的なでーたを収集するために体系的な研究を行い、答えを見出そうとするというところにある。質的データは、数を基礎とした変数を測定することである。たとえば、バードウォッチャーが庭にやってくる鳥の数を数えるのは、量的データを収集することにあたる。一方、質的データは、経験に伴う解釈や意味を重視する。バードウォッチャーの例では、たとえば鳥を観察している時に感じられる喜びについて記述することになるだろう。(「セクション1 リサーチ・クエスチョンと仮説」より)

【心理学エレメンタルズ】


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◆目 次◆
はじめに
セクション1 リサーチ・クエスチョンと仮説
準備/リサーチ・クエスチョンの選択と目的、仮説/仮説/独立変数と従属変数
セクション2 実験的方法と非実験的方法
準備/実験法/自然実験と準実験/非実験的方法/観察法/内容分析/事例研究/インタビュー/相関的研究/質的研究法と量的研究法
セクション3 研究デザイン
研究で用いられる実験デザイン/それぞれの実験デザインの長所と短所/発達心理学の研究に用いられるデザイン
セクション4 サンプリング法
サンプリング(標本抽出法)
セクション5 実験のバイアス
社会的状況としての実験/バイアスを抑える
セクション6 信頼性と妥当性
信頼性/妥当性
セクション7 実験の統制
統制変数/カウンターバランス化/変格変数
セクション8 文化的バイアスと研究倫理
民族中心バイアス、文化的バイアス、男性中心バイアス/研究における倫理的問題
セクション9 記述統計
レポートでデータを提示する方法/表/グラフ/代表値の尺度/分布曲線/散らばり具合・ばらつきの指標/標準得点とZ得点/尺度レベルに関する知識がなぜ重要なのか
セクション10 尺度
尺度 名義レベルのデータ・順序レベルのデータ・間隔のデータ・比例レベルのデータ/尺度レベルに関する知識がなぜ重要なのか セクション11 推測統計の種類
統計的推論/統計的検定の種類/まとめ
セクション12 いろいろな検定法
名義レベルデータの検定/順序レベルデータのための2つの検定法/パラメトリック検定の条件を満たす2つの検定/相関の検定
セクション13 検定結果の解釈
統計的検定の結果と解釈/まとめ
セクション14 質的データの扱い方
質的データの解釈/観察研究の解釈/インタビューの解釈/事例(ケース)研究の解釈/まとめ
セクション15 レポートの書き方
レポートを書く

訳者あとがき
付録 各種検定の棄却限界値表
1x2の棄却限界値/2二項サイン検定の棄却限界値/3各確率レベルにおける、Uの棄却限界値(マン・ホイットニー)/4各確率レベルにおける、Wの棄却限界値(ウィルコクスン)/5各確率における、tの棄却限界値(t検定)/6スピアマンのxs棄却限界値/7tの棄却限界値/8ピアソンのr棄却限界値
用語解説
練習問題の回答
文献
索引