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ハンス・ザイゼル著
佐藤郁哉訳/海野道郎解説


数字で語る
――社会統計学入門


A5判320頁

定価:本体2500円+税

発売日 05.3.11

ISBN 4-7885-0932-6

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◆世界的ロングセラーがリニューアル!◆
統計法の世界的なベスト&ロングセラー、『数字で語る』最終版(第6版)の 待望の新訳です。統計法の入門書はたくさんありますが、社会と人間を数量的、 統計的に解明する上での原理と実際的かんどころをこの本以上に初心者にわか りやすく、フレンドリーな語り口で書いた本はいまだにない、というのが、小 社ロングセラー『フィールドワーク』の著者、佐藤さんが、本書の翻訳に取り 組んだ真意です。解説の海野氏は東北大学教授(社会工学、社会統計学)。

◆本文紹介◆
定性的調査と定量的調査とのあいだにかつては存在していた緊密な相互関係について理解することは、現在統計解析の手法がより高度なものになり、またそのためのコンピュータ・テクノロジーが驚異的な進歩を遂げる一方で、それを利用する人々が犯しがちである、初歩的なミスを未然に防ぐためにも必要であろう。実際、学部や大学院でゼミ演習などを担当している中で否応なく気づかされてきたのは、統計処理のためのパッケージソフトを器用に使いこなすことができる学生たちが、いざその解析結果を調査全体の概念的枠組みと関連づけようという段になると、途端に立ち往生することが少なくない、という事実である。そのような学生たちにとっては、本書の第U部における解説が重要な導きの糸となるであろう。一方、本書の第T部の各章における解説は、初学者にありがちなミスに対する強力な予防策となるだろう。第T部では、主に、統計表やグラフを使って調査データをいかに整理し、またその意味を明らかにしていけばよいか、という問題を扱っているが、この部分を読んでおけば、ゼミの演習や学会発表などでしばしば見かける、次のような初歩的なミスをかなりの部分防ぐことができるに違いない−コンピュータが打ち出した小数点以下7桁や8桁の数値群をそのままの形で発表資料にしてしまう。対象者すべてに該当する項目について、それを100パーセントのパイグラフ(円グラフ)として論文に載せる、必要以上に多くの数値情報を盛り込むことで統計表を読み取りにくいものにしてしまう(本書では、その典型例として我が国の警視庁による自殺統計が取り上げられている)・・・。そして本書は、もしかしたら統計調査のエキスパートにこそ必要なものかもしれない。というのも、この本には、いかにして統計的な発想法とそれに基づく研究成果を広い範囲の人々に対して分かりやすくかつ魅力的な語り口で伝えていけばよいか、という点に関する数多くのヒントが含まれているからである。(「訳者まえがき」より)


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◆目 次◆
第T部 数字による表現の仕方
第1章 パーセント数値の機能
第2章 パーセントの表示法を巡るいくつかの問題
第3章 パーセントを縦にとるか、横にとるか
第4章 DK(わからない)とNA(無回答)の取り扱い
第5章 3次元以上のクロス集計表
第6章 指 数
第U部 因果分析の方法
第7章 クロス集計は分析を精密化する
第8章 実験による証明
第9章 実験以外のデータ分析
第10章 回帰分析
第11章 理由分析T-説明図式
第12章 理由分析U-データの収集と解釈
第13章 パネル調査
第14章 トライアンギュレーション(方法論的複眼)
注/解説
人名索引/事項索引

原題:SAY IT WITH FIGURES 6th edition Hans Zeisel 1985