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大橋 幸 著


『現代日本社会58景』
――社会心理学の眼で


四六判328頁

定価:本体2400円+税

発売日 04.10.20

ISBN 4-7885-0923-7

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◆これぞ社会心理学の切れ味◆
社会心理学はアマノジャクの学問だ! 常識や良識をひっくり返してみれば、ささいな社会現象のなかに大きな変化が見えてくる――タテマエに囚われない自在な批判精神とサビの利いた文章で、いま世界を騒がせているさまざまな出来事や現象が意味するもの、進行する社会の地殻変動、人々の心情の揺動とその行方をズバズバ説いて生きいきます。戦後六〇年、日本人はどんな社会風景を描いてきたか、これからどんな風景を描こうとしているのか、身近な現象をとおして〈社会心理学〉の切れ味を楽しむことができる本です。

◆本文紹介◆
《無意識の偽善者》には2種類ある。その一つは「人から悪く思われたくないために、反射的に善い人ぶってみせる」タイプだ。かつてこのタイプの人間は〈ブリッ子〉などと呼ばれたこともあった。…もう一つのタイプは、「人から善い人と思われたいために、自分の言動の偽善性への感度が鈍い(欠落した)」タイプだ。…要するに,人間というものは公的場面でパフォーマンスを演ずる場合、いしきするか否かはともかく、「大衆に受ける」ことを最優先に考え、その内容のウソっぽさにあまりこだわらない、ということだろう。つまり、「ええかっこしい」の誘惑に勝つのは難しいので、いきおい《無意識の偽善者》がいつのまにか増殖することになる。怖いのは、増殖が勢いを増し、その結果、変な世論が形成され、「正論」としてまかり通ることだ。(「「無意識の偽善者」の増殖」より)

◆書評
2005年6月4日、週刊東洋経済

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◆目 次◆
1社会心理学の視線
2達成動機の活性化
3親和的動機
4間の社会心理学
5文化と文明(1)
6文化と文明(2)
7食の社会心理学
8不満と不安
9準拠集団
10ルサンチマンの社会心理
11影を失くした男
12世代交替-別種日本人の誕生か
13リーダーシップ
14個人主義
15鏡に映った自我
16生存と生活
17大衆社会
18嘘について
19自己実現
20<らしさ>について
21準拠枠と県民性
22対人認知-パーソナリティ・マーケット
23共感性−ものあわれについて
24地位の協和性−人物とポストの関係は
25天邪鬼−異端者
26死の文化と生の文化
27犯罪意識−罪悪感の欠落
28うつ型社会
29表の機能と裏の機能
30公私のけじめ
31懸念される人材のデフレスパイラル
32余暇がそれほど大切か
33児童保育について
34電車内暴力について
35戦後社会が育てた人間
36失業問題の現代的背景
37教師の職業倫理
38性モラルの崩壊
39経営者の責任
40人格の更正は可能か
41説得と納得のズレ
42「無意識の偽善者」の増殖
43教育病理としての私語の氾濫
44人生を無駄遣いする人間
45ナショナリズムへの回帰
46拉致日本人の洗脳
47借金依存症について
48人間関係の亀裂
49「粋」の文化の再評価
50生存力の衰退
51準拠人
52SARSの影響
53学生ヤクザ
54親ばかとバカ親の境界
55自尊心
56虚像と実像
57革新政党の衰退
58エピローグ
あとがき
索引


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