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無藤 隆・やまだようこ・南 博文・麻生 武・サトウタツヤ 編


『ワードマップ 質的心理学』
――創造的に活用するコツ


四六判288頁

定価:本体2200円+税

発売日 04.09.11

ISBN 4-7885-0913-X

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◆心理学のトレンド、質的研究のノウハウ集完成!◆

雑誌『質的心理学研究』(小社発行)が早くも3号を数え、「質的心理学会」 も設立されて、質的方法への関心が大きく高まっています。そうして若い研 究者や学生から、どのように研究し、論文にまとめたらよいのかを解説した、 実際的で役に立つテキストが欲しい、という声があがっていました。そこで、 この道の専門家が結集して、そのコツ、勘どころをおしげなく明かしたのが、 本書です。


◆本文紹介◆
質的研究をすることは、別に量的視点を排除することではない。問いかけのタイプが異なるだけであり、両者が相まって、対象のより十全な理解が可能となる。カテゴリーに分けること自体は質的であっても、そのカテゴリーに現象を振り分けて計数すれば、量的な分析に立ち入ることになる。目の前の場や対象を記述することは質的であっても、母集団全体に当てはまるかどうかを確からしさをもって述べたいと思えば、量的な研究が不可欠である。質は量を例示し、量は質を展開させるのである。
 そのためにも、よりよい質的研究を行う必要がある。特に、事例の意味を徹底的に吟味すること、現場の当事者・熟達者の直観的了解を大じにすることから出発するとよい。(「研究における質対量」より)

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◆目 次◆
編者まえがき
1質的研究とは何か
研究における質対量/質的研究の核心とは/現場・フィールド/質的な研究の意味/質的研究はどうして出てきたか
2質的研究を構想する
日頃からの関心を育てる/フィールドに出会う/古典に学ぶ、方法論を学ぶ/文献に出会う・文献を訪ねる/質的研究における信頼性・妥当性のあり方
3フィールドと対象を選ぶ
フィールドへの入り方/協力者との関係の作り方/理論的なサンプリング/現場から問題を生成する
4データを収集する
当事者の視点を理解する/フィールドノーツをとる/視聴覚機器を活用する/現場・対象者のあり方に配慮する/関連する文書を調べる/しりあいをインフォーマントにする
5個別の方法
肉眼による観察/ビデオによる観察/ライフストーリー・インタビュー/グループ・インタビュー/エスノグラフィー/事例研究/アクション・リサーチ
6データを整理する
仮説と理論の生成/図式を利用する/ピアカンファレンスを活用する/メンターによる指導を活用する
7論文にまとめる
論文の形式に従って整理する/理論的意義を明確にする/既成概念を疑う/倫理的に配慮する/当事者の視点を生かす
人名索引/事項索引/文献

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