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アリス・ミラー 著 山下公子 訳


『闇からの目覚め』
――虐待の連鎖を断つ


四六判220頁

定価:本体2000円+税

発売日 04.04.30

ISBN 4-7885-0896-6

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◆ミラー思想の集大成◆
「罪の意識が過去から立ち現れて、お前には生きる資格などないと言うことがあると、私はよくあなたの本のどれかを手に取り、そこに書いてあることを読みます。それが再び生きる道に戻る手伝いをしてくれるのです」(読者から著者へ寄せられたお便りより)。いまなお熱い共感をよぶ『魂の殺人』(新曜社)のアリス・ミラー待望の新著をお届けします。私たちが教育や躾と呼んでいるものが、実は子どもや青少年の人格を深く傷つけ、殺人などの凄惨な犯罪の元になるというメカニズムは、残念ながらいまだ人口に膾炙していません。なぜなら大人の暴力を感じ取る無垢な感受性自体が、私たちの幼い頃に奪われてしまったからなのです。そこから、戦争にいたる暴力と無知の悪循環が生じます。

『闇からの目覚め』はこれまでの集大成として、子ども時代という主題がいかに無視されてきたかを、いくつかの症例や読者のお便りから、また脳研究の新知識に基づいて明らかにし、自らの経験した虐待、両親の理想化、痛みの否認に気づき、正面からうけとめた人たちがたどった癒しの道のりを共感をこめて描いています。

◆書評
2004年6月20日、北日本新聞他、野口やよい氏評
2004年7月4日、日本経済新聞、芹沢俊介氏評
2005年8月、子どもの虐待とネグレクト vol7 no2

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◆目 次◆
まえがき
プロローグ 汝知るなかれ
一 子ども時代、無視された鉱脈
はじめに/知る代わりに薬を/子ども時代の現実は心理療法でも回避されている/体罰と政治的「伝道」/脳中の時限爆弾/教会の沈黙/生涯の始まり
二 どのようにして感情の動きは見えなくなるか
どうして突然こんな腹立ちが?/思考停止
三 自分自身の歴史にたどり着く
はじめに/対話の中での成長/事情を弁えた証人なしに/真実の治癒力
エピローグ
参考文献/訳者あとがき

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