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アリス・ミラー 著 山下公子 訳


『真実をとく鍵』
――作品がうつしだす幼児体験


四六判208頁・定価1995円

発売日 04.04.30

ISBN 4-7885-0895-8

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◆戦争と暴力の連鎖を断ち切るために◆

「罪の意識が過去から立ち現れて、お前には生きる資格などないと言うこと があると、私はよくあなたの本のどれかを手に取り、そこに書いてあること を読みます。それが再び生きる道に戻る手伝いをしてくれるのです」 (読者から著者へ寄せられたお便りより)。 いまなお熱い共感をよぶ『魂の殺人』(新曜社)のアリス・ミラー待望の新 著をお届けします。私たちが教育や躾と呼んでいるものが、実は子どもや青 少年の人格を深く傷つけ、殺人などの凄惨な犯罪の元になるというメカニズ ムは、残念ながらいまだ人口に膾炙していません。なぜなら大人の暴力を感 じ取る無垢な感受性自体が、私たちの幼い頃に奪われてしまったからなので す。そこから、戦争にいたる暴力と無知の悪循環が生じます。

『真実をとく鍵』では、天才と呼ばれる哲学者、芸術家たち、ニーチェ、 ピカソ、コルヴィッツ、キートン、その他多くの人の作品の中にその人の子 ども時代の痕跡を認め、ここでも同じ図式があてはまることを明らかにして いきます。そして、誰も助けてくれる大人がいなかった不運な子どもの末路 は? かつて受けた残虐な扱いに対する復讐として大量殺戮をおこなった破 壊的な独裁者ヒトラー、スターリンだったのです。

◆アリス・ミラーの本
魂の殺人(新曜社)
禁じられた知(新曜社)
新版 才能ある子のドラマ(新曜社)
沈黙の壁を打ち砕く(新曜社)
子ども時代の扉をひらく(新曜社)

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◆目 次◆
一 生きられなかった生とある生の哲学者の業績
生家/混乱/母親/リヒャルト・ワーグナー/ニーチェの女性憎悪/ファシズム/「私はなぜこれほど賢いか」/悪の賛美/真実からの防壁としての哲学
二 マラガの地震と画家の目をした三才児(パブロ・ピカソ)
三 母の愛したかわいい天使は死に、生き残った娘は社会意識あふれる作品を描く(ケーテ・コルヴィッツ)
四 児童虐待に対する笑いの膏薬と克己の技術
五 暴君?それとも芸術家?
六 イサクが犠牲壇を去るとき
七 王様の新しいお召し物 
参考文献
訳者あとがき

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