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J・バートレット著/遠藤公美恵訳


『「産まない」時代の女たち』
――チャイルド・フリーという生き方


04.03.10

4-7885-0883-4


◆目 次◆
はじめに
1章 子どもを産むのはあたりまえ―産めという社会的圧力
2章 妊娠と母性本能
3章 母であるということ
4章 決断
5章 否認の選択と中絶
6章 パートナーとの関係
7章 仕事とレジャー
8章 不妊
9章 エピローグ
訳者あとがき
参考文献


原題:Will You Be Mother? by Jane Bartlett

46判

328頁

定価2520円(税込)

◆50人の女性がホンネで語る◆

今、女性たちはチャイルド・フリー、「子どもをもたない」という決断を公然 と語り始めました。これまで女性たちが何の疑問ももたずに担ってきた「母親」 という役割を見直し、得るもの、失うものを厳しく評価して辿りついた結論で す。「良識」ある人々は眉をひそめるかもしれません。しかし、「自分らしく」 生きたいと考える女性にとって、子育てはあまりに大きな壁であり、その壁を 支えているのが、旧来の「良識」です。ここに語られた女性たちのホンネと生 き方は、平等で公正な社会を創るために避けては通れない切実な問題提起とし て、多くの女性の共感を呼ぶでしょう。とびら社発行:新曜社発売


◆本文紹介◆
本書は決して、子どもを持つ女性たちへの批判を意図するものではない。母親という役割の大切さを過小評価するつもりはないのだ。それどころか、子どもをもたない人びとは、親という身分を軽視していないという意味において、その地衣を向上させているとすらいえる。彼らは親という身分を、どこの誰でも出来ることではなく、特別な資質と技能が求められる貴重な職業だと見なしているのだから。私は心から、この本が女性同士の障壁を築くのではなく壊すことを祈っているし、五十人の回答者たちの主張は子どもを持つ女性だけでなく、決断を下す過程にある、あるいはすでに子どもを持たないと決意した女性にも向けられていると信じている。好むと好まざるとにかかわらず、女性は今なお、主に、子育てとの関係において定義される。私たちはこの共通の軸に沿って、自らの人生をはかっている。しかし、その基盤には変化が兆している。いまだ非常に重要視されてはいるが、母親になることを、女性の人生のすべてではなく一つの側面なのだ考える見方も次第に増えている。選択肢を与えられ、女性たちは母親という境界線を越えて、みずからの新たな可能性を模索しようとしている。「子どもをもたない」女性は私たちにさまざまな視点を提供してくれる。彼等との出逢いには、開放感がともなう。彼女たちは、女性が今や、みずからの人生を自由に設計できるようになりつつあるという事実の象徴なのだ。なにしろ、女性は今、こう自問することができるのだから。「わたしは本当に、母親になりたいのだろうか?」と。(「はじめに」より)

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