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根ヶ山光一・川野健治 編


身体から発達を問う
――衣食住のなかのからだとこころ


四六判240頁

定価:本体2400円+税

発売日 03.03.25

ISBN 4-7885-0846-X

目次

はじめに
第1部 衣食住における身体と発達
1章 覆う・隠す
2章 食べる・排泄する
3章 まちに住まう
コラム1 事故と身体の発達
4章 物を与える・奪う
コラム2 所有と身体
5章 物と行為
コラム3 I君の自助具

第2部 かかわり合いの中の身体と発達
6章 身体を作る・見せる
コラム4 乳房をもつ身体
7章 触れる・離れる
コラム5 胎動
8章 匂う
コラム6 アタッチメント
9章 介護する
コラム7 抱き
10章 虐待する
コラム8 遊び・ケンカ

おわりに
引用文献/事項索引/人名索引

◆身体はこころと環境をつなぐインターフェイス!◆
食べ、排泄し、住まい、人々とふれあい、物に働きかけて毎日の生活は成り立 っています。すべては、身体を介して行われています。身体を抜きに環境との やりとりはなく、心の発達もありません。それなのに、これまで心理学は、身 体が心に果たしている役割を、ほとんど無視してきました。また医学や看護学、 家政学は身体を扱いますが、心の問題は無視されがちでした。この本は、衣食 住という具体的な「生活」のなかで、発達を「身体」という観点からとらえる ための、斬新な人間科学の試みです。根ヶ山光一氏は早稲田大学教授、川野健 治氏は国立精神・神経センター精神保健研究所室長。



◆本文一部◆
本書は、これまで哲学的な抽象論に陥りがちであった身体論を、現実の具体的な問題とのかかわりにおいて立ち上げ研究のまな板に載せるまでの「手際」を記述し、身体が発達を理解する上でいかに重要かつ新鮮な刺激に満ちた、豊な独立変数であるかを、心理学のみならず関連の諸領域の学生・研究者にもアピールしようとするものである。それと同時に、具体的な問題に題材を求め、平易な記述を心がけることによって実生活の中で身体が演じる役割の重要性にを再認識し、そのことによってこれまでの「心」中心で身体を置き去りにした心理学に対して違和感をもつ一般の読者層が「心」や「脳」に偏重しがちであった人間観による呪縛から解放へと導かれるような本になるように心がけた。


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