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森下伸也 著


『もっと笑うためのユーモア学入門』――
――


四六判228頁

定価:本体1500円+税

発売日 03.04.01

ISBN 4-7885-0844-3

目 次

序章 ユーモア学の歩み
古代ギリシャ/古代ローマ/中世からルネサンスへ/近代哲学/「ユーモア」の誕生/ヘーゲルとそれ以後/笑いの科学の誕生/二十世紀

1 ユーモアの概念
笑いの公約数/笑いの身体メカニズム/笑いは人間文化のおおもと/作り笑いと自然発生的な笑い/変調の笑い/習慣的な笑い/愉快な笑い/感覚レベルの愉快な笑い/感情レベルの愉快な笑い/図式のズレとユーモア

2 笑いは何に役立つか
笑いの生理的効用(@ユーモア療法のはじまりA笑いは百薬の長)/笑いの心理的効用(@気分がよくなるA緊張の緩和BカタルシスC抑圧された欲望の解放D自己防衛機能/笑いの社会的効用(@笑いとコミュニケーションA集団凝集性と排除作用B社会化と社会統制C攻撃性と笑いD風刺と社会批判

3 笑いと社会
まじめと不まじめ/「笑いの文化」の社会化/笑い文化の諸相/笑いの制度化/ジョーキング関係/トリックスター/宮廷道化師/愚者の饗宴とカーニバル

4 ユーモアの達人をめざして
〈生じるユーモア〉と〈作るユーモア〉/〈異化のユーモア〉と〈同化のユーモア〉/ユーモア3カ条/ズレを楽しむ(@事物の秩序A行為の秩序B人間の身体的・性格的欠点C言葉と論理の秩序)/ユーモアのテクニック(@誇張・パロディ・比喩A見たてと図版反転Bアイロニーと両義性C反実仮想)

5 ユーモアの人間学
ユーモア力は甲斐性のリトマス試験紙/二元結合/ユーモア・学問・芸術/ユーモア進化論/ノモス型人間とカオス型人間/ユーモアとナルシシズム/宗教としてのユーモア/ユーモアとしての宗教/ユーモピアの希望

参考文献


◆ユーモアをユーモアたっぷりに◆

ユーモアや笑いは人間だけがもっている、だからそこにはきっと深い人間的意 味がある、こう考えてアリストテレスからニーチェ、ベルグソン、フロイドま で、多くの哲学者や心理学者がその意味を探求してきました。ハタと膝を打つ 発見もあれば、ジックリ考えてやっと腑に落ちる理論もありましたが、残念な がら、ユーモアについてユーモアたっぷりに説いた本はめったにありません。 ならば先哲に学びつつも、肩の力を抜いて底抜けに楽しくユーモアを語ってみ ようと生まれたのがこの本です。書いたのは小社刊『パラドックスの社会学』 の著者、みずからスタンダップ・コメディを演じるユーモア学の達人!?です。


→ 『パワーアップ版 パラドックスの社会学』(小社刊)


◆本文一部◆
「ユーモア学入門」という本書のタイトルを見て手に取ったが、「ユーモア学」いう言葉はいわばキャッチコピーみたいなもので、そんな学問などあろうはずがないと思われた読者のがいらっしゃることであろう。もっともなことだ。ところがドッコイ、それはほんとうに実在する学問なのである。英語でヒューマロロジー(humorology)という。もちろん大昔からあるわけではないし、この言葉がよくつかわれるようになったのはごく最近のことにすぎない。しかしれっきとした学問であることはまぎれもない事実である。その証拠に、十数年前には「国際ユーモア学会」という学会が設立され、毎年一回、世界中からユーモア学者が集まって研究を交流させるほか、年に四回定期的に『ユーモア』(コミック雑誌ではない!)という学術誌も出している。(「はじめに」より)


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