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ロジャー・ゴスデン 著/田中啓子 訳


老いをあざむく
――〈老化と性〉への科学の挑戦


四六判448頁

定価:本体3900円+税

発売日 03.02.25

ISBN 4-7885-0838-9

◆書評
2003年3月23日、神奈川新聞
2003年3月23日、毎日新聞
2003年3月31日、産経新聞
2003年4月、出版ニュース
2003年4月20日、信濃毎日新聞

◆不老への挑戦
老化はどこまで抑えられるか? 何が老化で、何が老化でないのか? そもそもなぜ老化するのか? 老化の謎を解くことは、多くの人々の切実な願いであり、困難な問いであるだけ科学にとっても挑戦しがいのある問題です。この本は、老化をめぐるこれまでの科学者の苦闘の跡を追い、とくに老化と性との密接な関係についての興味深い発見や説明を紹介しながら、現代の研究はこれらの謎をどこまで解いているかを親しみやすく説いたものです。本書に込められた、科学によって老化を遅らせることが決して遠い夢物語ではない、というメッセージは、高齢化社会に生きる人々に大きな希望を与えてくれるでしょう。

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まえがき
序章
第T部 なぜ老化するのか
第1章 狂気の交尾
第2章 犬の寿命
第3章 老いた父、ウィリアム
第4章 プログラムされた老化
第5章 大いなるトレードオフ
第U部 老化への挑戦
第6章 ブラウン‐セカールの秘薬
第7章 腺移植者たち
第8章 ホルモンの登場 第9章 閉経の意味
第10章 ステロイドホルモンのしわざ
第11章 極端に少産の種
第12章 すばらしい新時代?
訳者あとがき

文献/用語解説/索引

原題:CHEATING TIME SCIENCE,SEX AND AGEING Roger Gosden 1996


◆本文紹介◆
人間の生殖能力に関する不思議な事実の一つは、生殖能力は短いピーク後にしだいに衰えていくが、私たち自身はまだしばらく全盛期にあるということだ。生殖器官は時期尚早に、おそらく体のどの器官よりも速いスピードで老化する。その結果として生じるホルモンの変化は、更年期症状や種々の病気などの副作用となって体中に影響をおよぼす。性の老化が全身の老化をもたらすという昔からの誤った通年は、一片の真理を含んでいる。妊娠に困難を抱えているカップルや乳房に疾患をもつ女性、さらに禿頭の男性までもがすべてこのプロセスの犠牲者であり、彼らが早くに下り坂になる運命に憤慨するのも無理はない。生物学的な見地からすれば、遺伝子を次ぎに伝える私たちの能力をこんなに早く失わせるのは誤っているように思われる。(序章より)

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