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ジェームズ・ワトソン 編/前川啓治・竹内惠行・岡部曜子 訳


『マクドナルドはグローバルか』
――東アジアのファーストフード


四六判306頁

定価:本体2800円+税

発売日 03.01.31

ISBN 4-7885-0836-2

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◆マクドナルドをフィールドワークする
ファーストフードが世界を食い尽くす!? この主張はどこまで真実でしょうか。本書は、マクドナルドがいかにして、まったく異質な東アジアの食文化に適応していったかを、北京、香港、台湾、韓国、日本での詳細なフィールドワークをとおして検証したものです。マクドナルドが、この地域の人々の清潔感、行列の仕方、食事作法などにどのような影響を与えたか、増大する子供の発言力をいかに重視しているか、逆に人々はお店の空間をいかに利用しているか、さらに独自のメニューやサービス、マクドナルドを選ぶことの政治的意味など、その地域独特の受容と変容の過程をさぐることで、「グローカリズムとしてのマクドナルド化」を鮮やかに浮き彫りにします。

◆書評
2003年2月25日、週刊エコノミスト
2003年3月2日、琉球新聞他、井上章一氏評
2003年3月23日、東京新聞、古田隆彦氏評
2003年4月、経済セミナー
2003年4月、出版ニュース
2003年4月、地理
2003年4月13日、読売新聞
2004年2月13日、週刊金曜日、角田季美枝氏評

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目次

序章
脱国籍性、現地化、東アジアのファーストフード産業―ジェームズ・ワトソン

第一章
北京のマクドナルド アメリカ的なものの現地化―ユンシャン・ヤン

第二章
香港のマクドナルド 消費主義、食べ物の変化、子供文化の起源―ジェームズ・ワトソン

第三章
台北のマクドナルド ハンバーガーとビンロウの実と国民のアイデンティティ―ディビット・ウー

第四章
ソウルのマクドナルド 食べ物の選択とアイデンティティとナショナリズム―サンミー・パク

第五章
日本のマクドナルド 変わる行儀作法―大貫・ティアニー・恵美子

終章
近代を呑み込むこと

原題:GOLDEN ARCHES EAST-McDonald's in East Asia James L.Watson(Ed) 1997


◆本分紹介◆
地域ごとの変形(エスプレッソやマックラックス)や最近のメニュー追加(ニンジンのスティック)にもかかわらず、マクドナルドのメニューの組合せは世界中で基本的に統一されている。すなわち、主食のバーガー/サンドイッチにフライドポテト、そして飲み物―圧倒的にコカコーラ―である。たいていの人が確信しているように、この魅力ある組合せの要はビッグマックないし通常のハンバーガーではない。実はフライドポテトなのである。主食は多様(香港のフィッシュ・サンドイッチ、アムステルダムのベジタブル・バーガー)であるが、マクドナルドに特徴的な革新―赤褐色のジャガイモからつくられた薄く長いフライ―はいつでも非常に喜ばれ、イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒、仏教徒、ヒンズー教徒、菜食主義者(植物油が用いられているため)、共産主義者、王権主義者、長距離走者、また素人の運動家にいたるまであらゆる人たちに食されている

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