『発達障害の就労とキャリア発達』、2023年度日本コミュニティ心理学会出版賞受賞 - 2024.03.25
エーリッヒ・フロム
希望なき時代の希望
◆書評
2003年1月18日、図書新聞、清水多吉氏評
2003年2月、出版ニュース
はじめに
第・部 方法としてのディアスポラ
第1章 自然の光・理性の社会心理学
1モデルネと啓蒙の弁証法/2貫徹する自然の光/3後期モデルにおけるスピノザ主義/むすび
第2章 唯物論と「はざまの思考」のために
1思想史と社会史のはざまで/2テクストとコンテクスト/3時間と対立する空間/4テクストに表現される二つの力/むすび
第・部 排除の空間と亡命
第3章 「啓蒙の弁証法」の社会史
1『啓蒙の弁証法』の社会史/2啓蒙の弁証法の思想史/3文化社会学の誕生/むすび
第4章 文化社会学への寄留
1民族誌としての啓蒙の弁証法/2文化社会学への寄留/3文化運動としてのハシティズム/4ハシティズムの方法化/むすび
第5章 文化的諸表象の重層化
1亡命・唯物論と二重の自己解放/2唯物論的思考の形成/3二重の唯物論的文化研究の完成/4唯物論的転回から倫理学へ/むすび
第・部 約束の地と倫理
第6章 匿名の幾何学的空間
1二重の外部と亡命の空間/2匿名の幾何学的空間/3様態の織りなす表現的空間/4再びフロムの言説空間へ/むすび
第7章 快楽と無力の権力支配
1権威の学際的研究/2内面的支配の社会学/3市民的階級の内的構成関係/むすび
第8章 近代社会の構成原理
1亡命と逃走/2近代的個人主義の系譜学/3自然的理性の約束/むすび
第・部 守られない約束・希望へのまなざし
第9章 精神分析と様態の倫理学
1近代的個人主義の危機/2大いなる拒絶か、未知なる一人称か/むすび
第10章 二つの自由とアナーキズム
1「二つの自由」論/2アナーキズムと政治的構想力
むすびに代えて
あとがき