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P・H・ウェンダー 著、福島 章、延与和子 訳


成人期のADHD
――病理と治療


A5判296頁

定価:本体4500円+税

発売日 02.10.25.

ISBN 4-7885-0820-6

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◆おとなの成人期◆

ADHD(注意欠陥多動性障害)は、ストレスに耐えられず、衝動的ですぐカッとなる、などが顕著な精神的な障害で、キレやすい子どもたちの問題行動の背後にあると注目を集めています。おとなになれば自然に治ると見なされてきたこの障害、実際にはおとなになってもこの症状が持続し、本人にも社会にも大きな問題を引き起こしていることが、しだいに明らかになってきました。著者ウェンダー博士はこの障害の治療と診断基準作成の世界的パイオニアで、病因から治療法まで、本書にその経験を余すところなく詳細に述べています。訳者福島氏は、日本における犯罪学の権威。



◆本文一部◆
ADHDは遺伝的に伝達され、生物学的に媒介される一群の精神状態であると私は考えている。われわれがADHDと分類する人々は、遺伝的に―それゆえ生物学的に―異種性を持つことはほぼ確実である。ここで私は、遺伝的に伝達される精神医学的障害は、遺伝的に伝達される他の医学的疾病と同じだと仮定する。(1章序論より)


◆書評
2003年3月、児童心理

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◆目次
第1章 序  論
ADHD病因論小史
おとなのADHD
ADHDの多元論的定義
症候群、正確さ、関連する
ADHD症候群についてのコメント


第2章 徴候と症状
注意困難
運動の異常――多動と協調行動の障害
衝動性
無秩序さ
社会的強化への変わった反応
変わった対人関係
変わった感情――気質と気分
ストレス不耐性
薬物への反応
ADHDに関連する症状群と状態
ADHDの併存


第3章 おとなにおけるADHDの有病率
主要な有病率研究
ADHDの自然経過


第4章 病  因
ADHDの遺伝学的研究
ADHDの生物学的研究
ADHD研究の展望
結  論


第5章 おとなのADHDの診断
包括診断基準
除外基準
包括診断基準と除外診断基準の理論的根拠
おとなのADHDの診断――特別な方法
情報提供者の必要性
おとなのADHDの量的診断、
あるいは「実際に診断を下すのに、いくつの症状がなければならないか


第6章 おとなのADHDの治療
おとなのADHD患者に対する教育
薬物治療
心理学的対応


第7章 おとなのADHD患者の中枢刺激剤体験
ダニエル・P
キャロライン・G
ブルース・C
ソニア・D
ジョージ・F


第8章 結  論
遺伝学的研究
「スペクトラム」研究
治  験

付  録
A. 研究にしばしば用いられる評価法
B. 両親評価尺度
C. おとなのADHDについてのユタ診断基準
D. ウェンダー・ユタ評価尺度
E. 注意欠陥障害標的評価尺度
F. ユタ研究の典型的患者家族における
ADHD症状と他の精神医学的症状


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