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L・オブラー、K・ジュァロー 著/若林茂則 監訳


『言語と脳』
――神経言語学入門


目次
第1章 神経言語学
神経言語学とは何か/本書の構成/神経言語学の研究対象/神経言語学研究へのアプローチ―局所主義とコネクショニズム/結論
第2章 脳
神経/中枢神経系/脳の両半球/脳の発達における個人差/言語に重要な大脳新皮質領域/結論
第3章 言語のための脳のしくみを知る方法
言語の左半球優位/左半球における言語の位置/結論
第4章 失語症―症候群の分類
はじめに/ブローカ失語症/ウェルニッケ失語症/伝導失語症/命名不能失語症/その他の大脳皮質の症候群/皮質下失語症/失語症に見られる特殊なパターン/結論
第5章 失語症―症候群の背後にあるもの
失文法症/ウェルニッケ失語症/非流暢性失語患者と流暢性失語患者を区別するその他の方法/伝導性失語症/結論
第6章 幼少期の失語症とその他の障害
幼少期の失語症/思春期以降の言語習得/発達神経性不全失語症/結論
第7章 右脳の損傷
脳半球切除術/右脳に損傷のある大人の言語能力/音韻と韻律/語彙/統語/談話における感情/談話の適切さ/分離脳患者/結論
第8章 痴 呆
言語と認知/大脳皮質下痴呆症/大脳皮質痴呆症/語彙/アルツハイマー痴呆症における 衰退の下位パターン/失語症と痴呆症の言語生涯の比較/進行性失語症/アルツハイマー病の言語変化と正常な加齢による変化の区別/二言語使用者の痴呆/結論
第9章 書き言葉における障害―難読症と書字障害
難読症―定義/幼少期の難読症/失語症/伝統的な分類法/現代の認知神経心理学による分類システム/異なるつづりシステムにおける読書障害/書くことの崩壊/結論
第10章 二言語使用
二言語使用の位置づけ/「外国語なまり」と二言語使用者の音韻/二言語使用者の辞書/コード切り換え/第二言語習得能力の個人差/第二言語学習能力とIQ/二言語使用者の失語症/言語の半球優位性/大脳皮質刺激/結論
第11章 言語の組織化
言語能力と言語運用/音韻論/形態論/統語論/辞書と意味論/語用論/書き言葉のシステムに特有の言語構造/結論
第12章 神経言語学研究の今後
序論/言語学/発話言語病理学/人工知能/言語に関する神経生理学/言語と認知の関係/言語間の研究/脳画像診断技術/結論

◆バイリンガルが失語症になるとどうなる?!◆

最近の科学技術や脳科学の進展とともに、様々な分野の研究パラダイムが大きく変化しつつあります。なかでも言語学や心理学は、生理的基盤を脳におくことから、その影響が大きく、特に神経言語学という分野が注目を集めています。本書は神経言語学の入門書で、脳の損傷箇所による症状の違いからはじまり、バイリンガルの失語症、失語症患者と痴呆症患者の比較、幼少期の失語症、書字障害など、豊富な症例から立ち現れる言語と脳のしくみをわかりやすく解き明かします。巻末に理解を助ける用語解説付。


◆本文紹介◆
神経言語学は、名前からもわかるとおり、脳がどのようにして私たちが言葉をもつことを可能にしているかを研究する。神経学者は脳と神経のシステムを研究する。神経言語学の分野に貢献する神経学者は、人間神経学を研究し、脳および神経系に損傷を受けた後、どのようにして行動がうまくいかなくなるのかを研究する。

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