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苧阪直行編著/下條信輔、佐々木正人、信原幸弘、山中康裕著
『意識の科学は可能か』
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02.04.10 4-7885-0800-1
目次 |
46判上製 232頁 定価2310円(税込) |
◆最先端をゆく5人の饗宴!◆ 意識という主観的な経験は科学では捉えることができない、と言われてきました。しかし脳の活動をリアルタイムで捉えるイメージング法の進歩や、巧みな実験的方法の開発によって、いまや科学はどんどん意識の仕組みやはたらきを、研究し始めています。脳研究、知覚、身体、そして、哲学、心理臨床の各分野を代表する研究者たちが一堂に会して生まれた本書は、意識という人間の本質的活動に迫ろうとする研究者たちのスリリングな研究の成果と考察を、学問的な堅苦しさを離れて直接読者に語りかけています。編著者苧阪氏は、京都大学文学部教授。 ◆本文紹介◆ 二つの軸の一つは意識は計算であるというアイディアを認めない立場で、J・J・ギブソンという20世紀中葉に活躍した心理学者にその源を発する考え方です(Gibson,1950)。この考え方では、認知は環境と接するときにおのずからあらわれるものであるとされます。ギブソンは意識や経験が環境と独立に生じるとは考えませんでした。たとえれば、見ることは視覚的な環境とかかわることによって生まれる必然的な過程であると考えます。…中略… もう一つの考えである計算論は、意識は脳内の高次な神経活動を基礎にしている、あるいは相関をもってはたらいているという考えです。(「意識を考える二つの視点」より) |