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藤澤伸介 著


ごまかし勉強 上
――学力低下を助長するシステム

B5判192頁

定価:本体1800円+税

発売日 02.03.25

ISBN 4-7885-0796-X

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◆ごまかしのルーツは子ども時代の勉強から!◆

外務省、食品産業と、開いた口がふさがらないような「でたらめ」「ごまかし」が横行しています。しかし「ごまかし」は、不心得な大人のスキャンダルにとどまりません。なぜなら、日本の子供たちは小・中学生時代から「ごまかし勉強」にどっぷり染まっているからです。昨今の子どもの学力低下の主要な原因も、そこにあります。背景にあるのは、家庭、学校、教育産業を巻き込んだ、ごまかし勉強を生成するシステム。なぜこんなことになったのか、その実態はどうか、どうしたら、正統的な勉強を身につけ、学ぶ楽しさを味わえるようになるのか。教育心理学の専門家で塾の経験も豊富な著者にして初めて書くことができた、提言と警告の書です。著者は、跡見学園女子大学教授。

お詫びと訂正
本書157頁表に誤りがございました。お詫び申しあげますとともに、下記のように訂正いたします。

→157頁・表

◆書評

2002年5月上旬、出版ニュース

2002年5月26日付、信濃毎日新聞、守一雄氏評

2002年6月3日付、東京新聞

2002年6月21日付、日本教育新聞

2002年12月29日付、信濃毎日新聞、守一雄氏評

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◆目 次◆
第1章 勉強は、もううんざり
「学校に行きたくない」/不登校,中退の増加/登校者も学業にはうんざり/世界の中の日 本/学習時間の減少/「分数ができない大学生」/本当に「心配ない」のか/学力低下を どう見るか

第2章 学習はどのように成立するか
学習の意義/記憶の特徴/学習の仕組み/学習観/学習動機/メタ認知/学習方略/相互 影響/学習の好循環

第3章 中学生の家庭学習の変化
七〇年代の学習の主体/七〇年代のテスト準備/七〇年代の授業活用/七〇年代の受験準 備と塾/九〇年代の学習の主体/九〇年代のテスト準備/九〇年代の授業活用/九〇年代 の受験準備/八〇年代に何が起こったか

第4章 「ごまかし勉強」の意味と特徴
ごまかし勉強とは何か/温度計と学力検査/大学生に見られるごまかし/「東大生」のシ ケプリ/すでに中学生がごまかし/ごまかしの定義/ごまかし勉強五つの特徴/「ごまか し勉強」の実例/正統派の学習

第5章 書店の学参売りから見える子どもの変化
学参売り場の変化/新タイプの登場/旺文社の学参の変化/授業での実験の現状/生徒か ら見た実験/再び参考書の変化/原因か結果か/折り込み広告による傍証

第6章 ごまかし勉強の実態に迫る
正統派の学習の現象/正統派の学習の中身/ごまかし勉強を当人はどう評価していたのか /ごまかしのきっかけ/正統派学習の進路選択に及ぼす効果/その他の傾向