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安田 雪著


『実践ネットワーク分析』
――関係を解く理論と技法


A5判200頁
定価:本体2400円+税

    

発売日 01.10.20

ISBN 4-7885-0781-1

◆目次
まえがき
第T部 概念の具体化と操作定義
第1章 概念操作と中範囲理論
 1.1 概念定義と概念操作 1.2 中範囲理論の構築 1.3 属性から構造へ
第2章 理論の構造
2.1 理論の構築法/2.2 反証可能性/2.3 理論の構成要素と変数間の関係/2.4 命題のレベル移行
第U部 ネットワーク特性の概念操作
第3章 関係
3.1 ネットワークの抽出/3.2 紐帯の機能/3.3 ネットワークの大きさと次数/3.4 行列/3.5 非対称データ/3.6 行列計算/3.7 行為者と属性の関係:二部グラフ/3.8 「行為者×行為者」行列と「属性×属性」行列
第4章 派閥:クリーク
4.1 ネットワークとクリーク/4.2 サブグラフによるクリークの特定/4.3 N段階の関係:N-クリーク /4.4 N段階の関係:行列のN乗/4.5 距離と到達可能性/4.6 非対称な関係構造におけるクリーク/4.7 近接性:ネゴピィ技法/4.8 「小さな世界の問題」
第5章 中心:中心性
5.1 中心の多義性/5.2 次数にもとづく中心性/5.3 集 中 化/5.4 距離にもとづく中心性/5.5 媒介性にもとづく中心性/5.6 固有ベクトルにもとづく中心性/5.7 情報中心性
第6章 競争:構造同値
6.1 関係の類似性と競争/6.2 ユークリッド距離/6.3 縮約グラフとイメージ行列/6.4 構造同値と競争/6.5 構造的空隙と拘束度/6.6 有効規模と効率性/6.7 ブロックモデルと境界/6.8 ブリッジと紐帯の力
第V部 理論と道具箱
第7章 行為と構造に関する理論
7.1 ネットワークの形成要因と構造変化/7.2 信頼と関係/7.3 合理的選択・構造的選択・属性的決定
第8章 分析の道具箱
8.1 ソフトウェア/8.2 企業系列データの分析例
あとがき/ネットワーク分析の基礎用語/参照文献/事項索引/人名索引


◆「関係」を洗え!◆

同じ著者による好評の『ワードマップ ネットワーク分析』を終えた読者のための、待望のネクストステップ編です。ネットワーク分析は、人間関係から組織の関係、インターネットのような情報交流網まで、あらゆる「関係」をとりだして、その要素間のつながりや情報の流れ、権力関係を分析するための強力 なツールです。社会学や経済学ばかりでなく、心理学や情報科学その他、「関係」をあつかうあらゆる学問で使われるようになってきました。本書は、日本における第一人者が、このツールを実際に使って研究やデータ分析をしたい初学者のために、基礎的な概念や分析法、コンピュータソフトまで、豊富な事例を交えて実践的に解説した、非常にわかりやすいテキストです。


◆本文紹介◆
この本では、社会現象を分析するために、要素や要素時間の位置関係を抽象的に表現することを試みよう。人々や組織の関係をネットワークとしてとらえるためには、その観察対象から読み取ることのできる情報を取捨選択し、より高度に抽象化して表現するということである。この作業を行うためには、嗜好の抽象化して表現することが必要である。それが、状況をモデル化するということである。この作業を行うためには、思考の抽象度の水準を変化させ、現象から記号(すなわち)モデルを透視するような柔軟性を備えなければならない。
 しかし、究極の目的は、モデルを作成することではない。モデルを構築するためのプロセスをとおして社会現象に対する理解を深め、そのモデルを利用して状況についての洞察を得ることこそが、状況をモデル化することの新の目的とである。図や数式に事象を縮約することは、最終目的ではない。(ネットワークの定義 より)

●著者関連書
ワードマップ パーソナルネットワーク

実践ネットワーク分析


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