戻る

ハワード・ガードナー著/松村暢隆訳


MI――個性を生かす多重知能の理論


四六判384頁

定価:本体3300円+税

発売日 01.10.20

ISBN 4-7885-0779-X

◆amazon.co.jpへ

cover

◆紀伊國屋書店Books Web へ


◆IQはひとつではない!◆

知能は、たった一つのIQで表されると信じられています。しかし、アインシュタインもイチロー選手も、共にすぐれた大脳の能力を示す人の例ですが、二人をIQで比較しても意味がありません。それぞれ、異なる能力なのです。著者ガードナーは、ハーバード大学のたいへん有名な心理学者ですが、このように、知能には「いろいろな」知能があり、人間はそれぞれに、そのいずれかに優れていたり苦手だったりするのだと述べ、「多重知能=MI理論」を提唱しました。この理論の最新の考え方を、著者自ら書き下ろした本書は、発売以来、心理学ばかりでなく教育や実業界にまで大きな反響を呼んでいます。

MI―個性を生かす多重知能の理論 目次

MI―個性を生かす多重知能の理論 1章 知能と個性より(内容抜粋)

◆書評
2001年11月25日、熊本日日新聞
2001年12月2日、山形新聞


Loading

◆MI―個性を生かす多重知能の理論――目次

はじめに
日本の読者へ/謝辞
1章 知能と個性
知能の時代/この本の構成

2章 多重知能理論が現れる前
二冊の本の話/精神測定学小史/知能についてカギとなる三つの疑問/知能擁護派への攻撃/心理学者の動揺

3章 多重知能の理論――私的な観点から
出発点/神経心理学への道/多重知能の定義と基準/基準の背景と意味/最初に提唱された七つの知能/二つの重要な主張

4章 追加できる知能はあるか?
博物的知能/霊的知能/実存的知能と八つの基準/霊的知能について個人的なこと/最後の進展度評価

5章 道徳的知能はあるか?
霊的知能と感情的知能からの手がかり/道徳的領域を記述する/結論――知的領域と道徳的領域の関係

6章 多重知能についての誤解と真実

7章 多重知能をめぐるQ&A
用語についてのQ&A/理論に関するQ&A/知能の構造とその組み合わせに関するQ&A/集団の差異についてのQ&A/知能と生涯発達をめぐるQ&A

8章 創造者とリーダーの知能
創造性と知能/リーダーシップと知能/創造性とリーダーシップ

9章 学校における多重知能
評価――最初の反応/ロールシャッハテストを超えて/もっと深く多重知能に――道具としてのMI理論/MI環境を確立するための手順/個人ごとに設計された教育――多重知能のカギとなる教育的責務

10章 理解を高めるMI学習法
多重知能と教育の目標/理解をその表現からとらえる見方/理解への障害/理解を表現してみるよう奨励する/多重知能による、焦点を絞った学習法/終わりに/――テクノロジーを活かした手段、人間の目的

11章 学校の外における多重知能
子供博物館とその姉妹/美術館/ビジネスと教育の世界/MI理論と職場

12章 知能をもつのはどういう人か?
多重知能の広がりと限界/知能の評価/知能を他の徳に関連させる/残された謎――研究課題

原題:Intelligence Reframed-Multiple Intelligences for the 21st Century Howard Grdner 1999


◆MI―個性を生かす多重知能の理論――1章 知能と個性より(内容抜粋)

「知能検査は今後ともなくなることはないだろうと思われるというのに、この本は、別の前提にもとづいている。つまり、知能はきわめて重要であるから、知能検査をする人々に任せてはおけないのだ。・・・・・・人間は一連の能力や潜在能力をもっている、多重知能をもつ、という証拠を示そう。これらの知能は、個々に、また互いに強調して、さまざまに生産的に用いることができる。各自が自らの多重知能を理解できるようになるだけでなく、さまざまな社会が創造した様々の役割において、最大限柔軟に、生産的にそれを使いこなすことができる。多重知能は、学校でも、家庭でも、職場でも、街でも、すなわち社会のさまざまな場面にわたって、活用できる。

 しかし、新ミレニアムの課題は、たんに私たちのさまざまな知能を研ぎすまし、それらを適切に利用することだけではない。私たちは、どのように知能と道徳とを共同させて、多様な人々が生きたいと願うような世の中を創り出すことができるのかを、見つけ出さねばならない。けっきょく、まだ「頭の良い」人々に指導されている社会はだめになるか、よその世界をだめにするかだろう。知能は大切だが、ラルフ・ウォルドー・エマーソンのよく知られた言葉に言うように、「性格は知性より上に位置する」。この洞察は、個人のレベルにも社会のレベルにも当てはまる」


designed & constructed by bizknowledge