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坂田千鶴子著
『よみがえる浦島伝説』
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01.06.25. 4-7885-0771-4
まえがき 第1章 浦島太郎の起源 古代の浦島子伝説を読む/美しい恋人たちの世界『丹後国風土記』/愚人の世界『万葉集』/近代の浦島子伝説批評を読む/女の恋はなぜ消されたか/歴史の書き換え 第2章 海幸山幸神話 二つの海の神話の意味 『古事記』と『日本書紀』の海幸山幸神話/家長の登場/閉ざされた国境/律令国家誕生のドラマ 第3章 浦島子伝説の変遷 浦島太郎はいつ登場したか 平安時代の浦島子伝説 『古事談』の『浦島子伝』/浦島太郎の登場『御伽草子』/江戸の浦島絵本と口承文芸 柳亭種彦の『むかしばなし浦島ぢぢい』/明治国定国語教科書の浦島太郎/巌谷小波の『日本昔噺 浦島太郎』 私たちの浦島太郎/森鴎外の『玉篋両浦嶋』 家父長浦島の誕生 第4章 浦島絵本のいま 子どもたちの読む浦島絵本/昭和40年代の浦島絵本/昭和末期から平成の浦島絵本/浦島絵本に映し出される家族の変化 第5章 短大生の浦島子伝説 1995〜2000年の浦島太郎と乙姫 等身大の浦島/二人が別れる理由/いじめと援助/玉手箱の中身/男と女のゆくえ/二つの世界をつなぐもの 引用文献・参考文献 あとがき |
四六判上製 220頁 定価2100円(税込) |
◆風土記から現代までの変遷◆ 「昔々浦島は〜」の童謡、絵本でおなじみの日本昔話「浦島太郎」。ところがこの物語の起源である『風土記』では、浦島と亀姫(亀は神の娘の変身)の悲恋物語だったと知る人はほとんどいません。なぜ古代ののびやかな女の恋が消されたか、なぜ貴公子「浦島子」が漁師の太郎やぢぢいに成り下がったか。そしてラストシーン「開けてびっくり玉手箱」の真実とは? 万葉集、古事記、日本書紀の浦島伝説から、中世、近世を経て明治の国定教科書、そして現代の「浦島太郎」までの物語の変遷をたどります。フェミニズムならではの切り口が鮮やかな読み物です。短大生の創作した現代版パロディも必見。
◆書評 |