『発達障害の就労とキャリア発達』、2023年度日本コミュニティ心理学会出版賞受賞 - 2024.03.25
文学理論のプラクティス
物語・アイデンティティ・越境
◆書評
2001年4月21日、出版ダイジェスト
2001年5月27日、北日本新聞
まえがき
現代文学批評理論のパラダイム
影響関係を脱構築する 間テクスト的な読みに向かって
◎デイヴィット・ロッジ『小さな世界』、ウンボルト・エーコ『フーコーの振り子』
■コラム エディプス・コンプレックス
カオスの遇し方 イデオロギー装置としての「物語」
◎児童文学と推理・探偵小説
■コラム 記号論的四角形
小説的世界における他者の融合 トランス・パーソナリゼーション
◎ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
■コラム 〈聴き=語り〉 自己の基層としての他者
日常言語の復権
◎金井美恵子『小春日和』、藤野千代『夏の約束』
夢想する散歩者は孤独なのか
◎ジャン=ジャック・ルソー『孤独な散歩者の夢想』
■コラム 読みの戦略としてのディコンストラクション
ミステロイドの詩学
◎竹本賢治『ウロボロスの偽書』
■コラム メタフィクション
反=記憶装置としての小説
◎スティーブ・エリクソン『Xのマーチ』
■コラム 「文学理論」とは何か
荒れ果てた庭への愛
◎村上春樹『スプートニクの恋人』/桐生夏生『月下の楽園』
「鳥」と「色彩」のテーマティスム
◎マルセル・プルースト『失われた時を求めて』
■コラム デリダによるテーマ批評批判
あるようなないような 川上弘美のパラロジカル・ワールド
◎川上弘美『蛇を踏む』『物語が始まる』
■コラム クレオール文学
越境地帯の子どもたち リービ英雄と水村美苗にみる文学の渇望
◎多和田葉子『光とゼラチンのライプチッヒ』、リービ英雄『星条旗の聞こえない部屋』、水村美苗『私小説』
あとがき/ブックガイド/索引(人名・項目)