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河本英夫著


ワードマップ オートポイエーシス2001

――日々新たに目覚めるために


四六判320頁

定価:本体2600円+税

発売日 00.1.20

ISBN 4-7885-0699-8

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新千年紀の思考
『オートポイエーシス――第三世代システム』(青土社)で思想界に衝撃を与えた著者が、いちだんとパワーアップして贈る新千年紀の思想です。オートポイエーシスは、物をつくること、行為の継続をつうじて自己そのものを形成し変形していくところに本質があり、行為をつうじて、経験の仕方が変わり、自分が変わっていく、新世紀にふさわしいダイナミックな思想といえるでしょう。今回は、前書に新たな発見を取り入れ、書き方もキーワード的にして、どこからでも読めるようにしました。前書を読み通せなかった方、マスターした方、初めての方、どなたにでも読めるような工夫がいたるところにされています。理解を助ける図版も多数収録しています。巻末にはブックガイドを収録しています。

◆本文紹介◆
オートポイエーシスは制作行為を基本におき、どのようにして物を作り出せるかを示すための機構であった。それは同時に自己を形成することでもある。ここに必要なとされたのが経験の自在さである。自在に新たな経験に入っていくための回路が、オートポイエーシスの機構で示されたものである。みずからの経験が変わるものでなければ、どのように他者と出会おうと、自分とは異なるものとして、自分から割り振られた他者に過ぎない。むしろ日々自己自身になりつづける自在さの機構が、オートポイエーシスであった。自らが行為の継続を通じて、自己の境界を形成し、そのことによって自己は内部も外部もないというように開かれてしまう以上、すでに自己のうちに無数の他者が浸透している。他者に出会うことは容易だが、自ら自信が変わるのでなければ、他者に出会ったことにはならないのである。ここに自己自信が日々新たに形成される機構が必要となる。(「日々新たに目覚めるために」より)


◆書評
「週刊読書人」2000.4.14 熊野純彦氏評
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◆目 次◆
はじめに
到来しつづけるもの
Tアプローチ
ダイナミクスかマシーンか/自己組織化/ラディカル構成主義/存在の裂け目T−インテルメッツォ
Uエマージェンス
入力も出力もない−作動的閉鎖性/オートポイエーシス2001/反復的作動/環境あるいはアフォーダンス/境界と自己/機構の拡張
Vアプリケーション
構造変容/オートレファレンス/心的システム−自覚/分裂的経験の活用/カップリング−感覚の活用/相互浸透と相互隠蔽/存在の裂け目U‐インテルメッツォU
Wデリバティブ
自己言及/フィードバックの罠/観察システム/日々新たに目覚めるために−荒川修作とともに



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